iPhone 11対抗の大本命「Google Pixel 4」を使ってみた!

■夜景だけじゃなく超解像ズームも注目!

前モデルのPixel 3ではシングルレンズだったカメラは、Pixel 4ではデュアルレンズに進化しました。2つのカメラは、16メガピクセル(画素サイズ1.0μm、F値2.4、視野52°)と12メガピクセル(画素サイズ1.4μm、F値1.7、視野77°)という組み合わせです。「広角・標準・望遠」の区分はしていませんが、16メガピクセルカメラが望遠、12メガピクセルカメラが標準という認識で差し支えないでしょう。

撮影時には、画面にズーム倍率を設定できるスライダーが表示されます。最大8倍に設定できますが、8倍で撮っても、画質はほとんど劣化せず、くっきりと鮮明な画質で撮影できました。ここには超解像のデジタル処理技術が用いられているようです。

▲横画面で撮影する場合は、右にズーム倍率を設定するスライダーを表示。上には露出とコントストを調整できるスライダーが表示される。これもPixel 4の大きな特徴だ

▲ズームを使わずに撮影した作例

▲8倍ズームで撮影した作例。時計の数字や細かい模様までくっきりと写った

今年はトリプルカメラを搭載する機種が続々と登場し、「超広角」がトレンドになっています。Pixel 4に超広角レンズが搭載されなかったのは残念ですが、望遠の画質は良く、積極的に活用できそうです。

Pixel 3で好評だった「夜景モード」は引き続き搭載されています。Pixel 3でも驚くほどキレイに撮れましたが、Pixel 4では、より高いコントラストでシャープな画質で撮影できます。

▲Pixel 3で撮影した作例

▲Pixel 4で撮影した作例。明暗が強調され、地面が前モデルよりも明るく写った

▲Pixel 3で撮影した作例

▲Pixel 4で撮影した作例。パッと見はさほど差がわからないが、前モデルよりも解像感が増し、拡大しても鮮明な画質を維持できる

人物の背景をぼかして、人物を際立たせる「ポートレート」モードも健在。背景をぼかした画像と、ぼかさない画像の両方が保存され、撮影後にぼかしの度合いを調整することもできます。

▲「ポートレート」モードで撮ると、背景をナチュラルにぼかせる。背景をぼかさない画像が同時に保存されることもPixelのメリット

▲「ポートレート」モードで撮った画像は、あとでフォーカスを変えたり、ぼかしを調整したりもできる

▲ほとんどの撮影シーンは、オートの「写真」のままでOK。食べ物もきれいに撮れた

▲こんな写真も簡単に撮れる

なお、インカメラは8メガピクセル(画素サイズ1.22μm、F値2.0、視野90°)。広い視野角で撮れるので、グループでの自撮りにも重宝しそうです。「ポートレート」モードに設定すると、背景をぼかすこともできます。

▲インカメラで自撮りした作例

【次ページ】今後追加される機能に期待!

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