ジェームズ・ダイソンが語る「Dyson Cyclone V10」と先端テクノロジー【GoodsPress特別企画】

「ダイソン サイクロン V10」は最速・最少・最軽量の新型デジタルモーターと14個の同心円状配置のサイクロンなど最新の空力学設計、そして軽量&大容量を両立させた新型充電池。世界を変える3つのキーテクノロジーを搭載。

毎分最大12万5000回転という超高速で回転するダイソン史上最速・最少・最軽量のダイソンデジタルモーターV10。14個のサイクロン(遠心分離装置)を同心円状に配置し空気の流路も直線的に見直した最新の空力学設計。重さを変えずに従来の最長40分から60分へと伸ばした大容量のニッケル&コバルト&アルミニウムを電極に使った画期的な新型充電池。基本の3技術をすべて革新して生まれた、0.3ミクロンのゴミまで捉える最新のコードレスクリーナー。本体サイズもさらにコンパクトな幅136×奥行312×高さ245mm、本体重量1.54kgに。

2種類のヘッドと8種類のお掃除ツールが付属する「V10 アブソリュートプロ」から、7種類のお掃除ツールが付属する「V10フラフィプラス」、5種類のお掃除ツールが付属する「V10 フラフィ」と、ヘッドやアタッチメントの数が異なる3種類のバリエーションがある。すべてオープン価格。

全モデルに標準装備されるソフトローラークリーナーヘ ッド(フラフィ)。フローリングからカーペットまでさまざまな床の上で、大きなゴミから微細なゴミまで、内蔵のダイレクトドライブモーターで駆動されるナイロンフェルトと9120本のカーボンファイバー単繊維のブラシが確実に捉えて吸い取る。開発には467kmのフローリングを掃除する試験が行われたという。

▲これまでの製品のオーナーも、手にした瞬間からその持ちやすさ、軽さに驚くはず。トリガー(スイッチ)の操作感もソフトタッチでさらに快適になった

▲空気の流路を従来よりも直線的に一新。デジタルモーターの吸引力をより活かせる基本構造に進化した

 

<すべてはEVに直結する3つの革新技術>

「ダイソン サイクロン V10」の3つの革新技術は、すべて最新のEV(電気自動車)に術だ。そのスゴさをひとつひとつ説明しよう。

▼ダイソンデジタルモーター V10

ダイソンV10で最も革新的なのは、5年間をかけ180種類の部品を試作し2630台の試作品を経て完成した「ダイソン デジタルモーターV10」。電極を4極から8極に増やすなどモーターの基本構造を根本的に変えた上に、空気を動かし気流を生みだすインペラー(羽根)の形状も改良。

さらに頑丈で軽量なセラミックシャフトを新採用し毎分最大12万5000回という超高速回転により最強のパワーを実現。さらに制御回路に新たに圧力センサーを搭載し、現在地の高度、気圧、気温や天候を把握、分析し、どんな状況でも自動的に最高の性能を発揮する。この技術とノウハウからEV用の画期的なモーターが生まれるのは間違いない。

▼サイクロンなど最新の空力学技術

超高速で回転する空気の渦を生み出して、その遠心力で空気とゴミを分離する。それが、ジ ェームズ・ダイソン氏が開発したクリーナーの基幹技術であるサイクロンテクノロジー。V10では14個のサイクロンユニットが同心円状に配置され、空気はその中を通るとき時速72kmから193kmへと一気に加速され、7万9000G以上の遠心力が発生。

この遠心力が空気の中から微細なゴミを分離して、クリアビンに落としてくれる。この技術は空気を対象にした流体力学であり、それは自動車の設計でも最も重要な車体の空気抵抗を軽減する空力学技術に直結する。この技術からどんなフォルムのボディを持つEVが生まれるのか楽しみだ。

▼新素材の高密度充電式バッテリー

EVでいちばん技術的なブレークスルーが必要なのは充電池。現在はリチウムイオン電池が使われているが、その容量は不十分で航続距離が短いという問題を抱え、よりコンパクトで大容量の充電池の開発競争が続いている。

今回、V10に搭載された新型充電池はリチウムイオン電池の正極にニッケル、コバルト、アルミニウムを使ったリチウム充電池の進化型。セルの数を増やし制御回路も進化させることで従来の約40分から約60分に使用時間が大きく伸びた。この新しい充電池も画期的なEVにつながる独自技術。さらにダイソンはEV用次世代電池の本命と言われる、電解液がなく大容量の「全固体電池」の開発も行っている。

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