ブームの頃と何が変わった?今ドキのビッグスクーター注目モデル7選

【現行注目モデル①】ホンダ「フォルツァ」

ブームの盛り上がりとともに、ビルドインのオーディオなど豪華な装備をどんどん追加していった「フォルツァ」でしたが、2016年に生産を終了します。しかし、2018年には大きくイメージを変えた新型が登場。ラグジュアリー化とともに大型化していた車体は軽量・コンパクトに生まれ変わり、取り回しのしやすいスポーティーなマシンとなりました。2021年には新世代の環境対応型エンジン「eSP+(イーエスピープラス)」を採用し、さらに魅力を増しています。

<SPECIFICATIONS>
ボディサイズ:L2145×W750×H1360mm
車両重量:186kg
エンジン:249cc 水冷単気筒
トランスミッション:無段変速式(Vマチック)
最高出力:23馬力/7750回転
最大トルク:24Nm/6250回転
価格:65万8900円

 

【現行注目モデル②】ホンダ「X-ADV」

2000年代のブームの頃とは全く異なる魅力を提案し、人気を集めているのが「X-ADV」。オフロードも走れてしまう足回りを採用し、近年人気の高いアドベンチャーモデルやSUVなどと近いイメージに仕上がっています。エンジンは745ccの2気筒で、変速にはデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)を採用。発進時の加速力は凄まじく、信号待ちからのスタートで他車を置き去りにできる走行性能も魅力のひとつです。

<SPECIFICATIONS>
ボディサイズ:L2200×W940×H1340mm
車両重量:236kg
エンジン:745cc 水冷2気筒
トランスミッション:デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)
最高出力:58馬力/6750回転
最大トルク:69Nm/4750回転
価格:132万円

 

【現行注目モデル③】ヤマハ「TMAX560」

スクーターの世界にスポーツの概念を持ち込んだ先駆者といえる「TMAX」は、その道を突き詰め、さらなる進化を遂げています。2020年のモデルチェンジで、水冷2気筒のエンジンは排気量を561ccまで拡大し、48PSを発揮。フロントフォークは倒立式となり、バネ下重量を軽減するなど、さらにスポーツ性能を高めています。近付いて来るだけで「TMAX」とわかる独特の排気音を響かせながら、深いバンク角を活かしてワインディングを駆け抜ける歓びは、このマシン独特のものです。

<SPECIFICATIONS>
ボディサイズ:L2200×W765×H1420mm
車両重量:218kg
エンジン:561cc 水冷2気筒
トランスミッション:Vベルト式無段変速
最高出力:48馬力/7500回転
最大トルク:56Nm/5250回転
価格:127万6000円

 

【現行注目モデル④】ヤマハ「トリシティ300」

フロント2輪の3輪という魅力をビッグスクーターの世界に持ち込んだのが「トリシティ300」。ヤマハでは「LMW」と呼びますが、通常のバイクと同じように車体をリーンさせて曲がれる3輪スクーターです。前輪が2つあることの安心感は、特に路面が荒れていたり濡れていたりするシーンでは絶大で、前輪のスリップを心配することなくライディングを楽しめます。292ccの余裕ある走りで通勤などの街乗りはもちろん、長距離ツーリングまで対応できるモデルです。

<SPECIFICATIONS>
ボディサイズ:L2250×W815×H1470mm
車両重量:237kg
エンジン:292cc 水冷単気筒
トランスミッション:Vベルト式無段変速
最高出力:29馬力/7250回転
最大トルク:29Nm/5750回転
価格:95万7000円

 

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