Z900RSからハンターカブまで! 歴史的名車を現代の技術で復刻したバイク6選

バイクの歴史には名を残す名車は数多くあります。近年はそうした旧車も人気を集めていますが、価格の高騰が激しく、憧れていてもおいそれと手を出せるものではなくなっています。一方で、そんな歴史的モデルを現代の技術で復刻した車両も人気で、各社ラインナップが充実してきています。近年、話題になった“復刻”バイクをピックアップして紹介しましょう。

 

1. Z1、Z2を復刻したカワサキ「Z900RS」

過去の名車を現代の技術で復刻した車両として真っ先に挙げられるのは、カワサキの「Z900RS」でしょう。2017年の12月に発売されて以来、2018〜22年まで5年連続で大排気量車としては販売台数トップの座をキープしています。

▲1972年式「900 Super4」(Z1)

このマシンのルーツとなったのは、1972年に発売された「Z1」(正式な車名は「900 Super4」)と、翌年に国内仕様として発売された「Z2」(正式な車名は「750RS」)。歴史的な名車と呼ぶにふさわしいモデルです。

「Z1/Z2」は空冷の4気筒エンジンで、リアのサスペンションは2本タイプ。対して「Z900RS」は水冷4気筒で1本サスと、基本設計から違う部分は多いのですが、見た人に「Z1/Z2」の血統を感じさせるのはデザインの力でしょう。特にタンクの形状とカラーリングによって、伝統のシルエットをうまく再現しています。

 

【次ページ】カワサキには他にも復刻モデルあり

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