ツーリングから波乗りまで!種類が多彩なSUPの基本と選び方【とことん楽しむ海遊びギア】

■ボードの選び方とパドルの合わせ方

長く使うことを考えると、乗りやすく、破損しても修理しやすいハードボードがおすすめだが、問題は保管場所。長さ3m前後、幅80cm前後もあるボードを家に置いておけないのであれば、折りたためるインフレータブルにするのが現実的だ。タイプは、さまざまな楽しみ方を試せるように、最初はオールラウンドを選ぶといい。

ボードの長さは10フィート(約3m)以上が目安。幅は最低でも30インチ(76.2cm)、できれば32インチ程度が望ましく、厚みは6インチ(15.24cm)程度のボードが初心者には扱いやすい。特に厚みは浮力の大きさを左右するので、しっかりチェックしておきたい。

パドルは自分の身長+15cm前後が理想的な長さ。微調整できるように、初めてなら簡単に長さが変えられる分割式を選ぶといいだろう。リーシュコードに関しては、最初はボードに付属しているもので十分だ。

■保管しやすくセットになったインフレータブルがオススメ


ボードやパドルなど、ひとつずつ自分好みのものを集めていくのも楽しいが、手軽にSUPを始めたいなら、インフレータブルのボードと空気入れ、パドル、リーシュコードがセットになったものを購入するのも手。

各ブランドから初心者に適したモデルのセットが発売されており、中にはリペアキットまで付いているものもある。使用しないときは折りたたんでバッグにしまえるのもメリット。バッグにはキャリー用のタイヤが付いており、いざとなれば、電車で持ち運ぶことも可能だ。

スターボード
「2023 INFLATABLE SUP10'8" X 33" X 5.5" iGO ZEN ROLL SC」(12万8700円)

高い安定性が魅力のオールラウンドタイプのボードセット。ボードを折りたたむのではなく、丸めてたたむ独自の機構が特徴で、付属のダッフルバッグにコンパクトに収納可能だ。

レッドパドル
「RED PADDLE 10'6 RIDE」(18万1500円)

SUPに必要な道具の他、リペアキットやスマホ用防滴ケースも付いてくるオールラウンドタイプのボードセット。独自の設計により、ハードボードに近い乗り心地を実現している。

※2023年7月6日発売「GoodsPress」8・9月号118-119ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【とことん楽しむ海遊びギア】

<文/柿内直樹 写真/須田俊哉>

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