初めてのエアブラシは"汎用性の高いモデル”がオススメ!【達人のプラモ術<ツール紹介>】

<あると便利!なツール>

▼地味だけど…これは使える!

タミヤ
「強力すべり止めシール」(286円)
サイズ:75mm×150mm、厚さ約0.5mm

ここでちょっと、3月2日に発売されたばかりのニューアイテムを紹介しましょう。タミヤ「強力すべり止めシール」は、強力なすべり止め効果を発揮する特殊なシールです。って、名前そのまんまやん(笑)。

作品の展示台やディスプレイケースに貼って位置ずれを防止したり、デスク上のカッティングマットや金属定規などの底面に貼ればズレたりすることがなくなり安定した作業が可能になったりします。

そして「その手があったか!」と目からウロコ落ちなのが、このシールをはさみなどでカットして、先端に幅のあるピンセットに貼る、という使い方。これで、つかんだものをしっかり保持できます。

ピンセットで極小パーツ掴んだらピンッて飛んでっちゃってなくしちゃった…なんて経験、誰でも一度はあるはず。いやこれは便利ですよマジで。

▲小さくカットしてピンセット先端に貼りつければ(シール裏面には両面テープが付いている)、極小パーツや掴みにくいパーツをしっかりと保持してくれる

▲フィニッシングペーパーのホールドにも使える

 

▼何気に便利なアイテム

Finisher's(フィニッシャーズ)
「ベッキーキャップ(内径24ミリのボトル対応:5個入り)」(660円)

各社のシンナーやクリーナーなどの溶剤容器にキャップ替わりに取り付けると、ノズルを回すだけでスポイトなどを使わずとも適量注げるようになる便利モノ(内径24ミリのボトルに対応)。そのまま溶剤のフタ替わりにもつかえるので、付けたままの保存も安心。これがなかなに便利で、達人のようにしょっちゅう溶剤をひっくり返してデスク上を大惨事にしているモデラーにはありがたいアイテムです。

▲耐溶剤性素材なのでツールクリーナーなどの容器に使用しても問題なく使用できる

 

▼細部マスキングに重宝

ペベオ・ジャポン
「ドローイングガムマーカー(マーカータイプマスキングインク)0.7mm」(770円)

モデラーにはお馴染みのマスキングゾル(液状のマスキング剤)ですが、粘度が高いため、筆での細かなマスキングはなかなか難しいですよね。「ドローイングガム」はマーカータイプのマスキングインクで、0.7ミリ幅でのマスキングができるというスグレものです。

厚塗りをしなければ塗布後90秒前後で乾燥してくれるのもポイント高し。錆やチッピング塗装の際のマスキング、マスキングテープの目止めにも使っております。本来はアート用のマスキング剤なので紙素材などにも使用できます。

▲使用に際しては、事前によく振り、マスクインクが出るまでペン先を押し付ける。ペン先が固まっても指先で擦り落とせばOKだ

 

▼ヒートガンでデカールの定着性をアップ

elesories
「エンボスヒーター ヒートガン 小型300W 2段階温度(200度/350度) 超軽量 曲面ノズル付き レジン用」(2380円~)

達人的には、これまで塗装の乾燥促進やデカールの乾燥にヘアードライヤーを使用していたのですが、最近ヒートガンに切り替えました。

ヘアードライヤーではピンポイントの加熱などが難しいことや、また塗装面の乾燥でホコリを巻き上げてしまうことがある、というのが切り替えの理由です。

現在ホビー用のヒートガンは各社から発売されています。見た目がドライヤーと似ていますが、ドライヤーはJIS規格によって吹き出し口から3センチのところの温度が140℃以下と規定されていますが、ヒートガンの吐出温度は300℃程度と非常に高温です。ハンダ付けや塩ビの溶接などにも対応した機種では600℃以上の高温にもなりますが、塗装やデカールの乾燥という用途であれば、低温タイプのモデルで十分です。

現在使用しているエンボスヒートガンはレジン用という事で200℃と350℃の切り替えができるモデル(レジンの気泡取りなどガレージキット製作などにも使用するため)ですが、プラモデルでの使用には必要十分だと思います。サイズ的にもホールドしやすく、また静音性にも優れているのがポイントです。

▲ヘアードライヤーに比べてコンパクトでホールドしやすい。付属のアタッチメントを取り付けるとプラ板やプラ棒を曲げる治具として使用できる

▲ヒートガンの温風を使ったデカールの圧着には効果が高い

 

▼オマケ

タミヤ
「モデラーズナイフ」(1210円)

とてもキレイなブルーが出ました!

*  *  *

ということで今回は愛用ツールを紹介いたしました。次回は模型製作に戻ります。お楽しみに!

 

>> [連載]達人のプラモ術

<製作・写真・文/長谷川迷人>

 

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