CES 2018レポート:日本発売を期待したい最新デジタルガジェット10選

#01◼︎レノボが新しい「Moto Mods」を発表!

モトローラのスマートフォン「Moto Z」シリーズに合体して機能を拡張できる「Moto Mods」の新製品が発表されました。

ひとつは「Vital」というアイテム。指をはめて、心拍数、呼吸数、血中酸素濃度など5項目の測定ができるというもの。指をはめると、きゅっと締め付けられるように圧力がかかり、ヘルスヘア器具というより医療器具と呼ぶべき本格派。額にかざして体温を測ることもできます。アメリカでは4月に395ドルで発売予定とのこと。

もうひとつ、Moto Zに取り付けらるハードウェアキーボードも発表されました。クラウドファンディングサイト「Indiegogo」と共催したMoto Modsのコンテストで優勝した製品で、スライドでキーボードを引き出して、スマホを傾けてPCライクに操作もできます。こちらは今月末から99ドルで発売予定。Moto Modsは日本での売れ行きもいいようなので、早い時期の日本発売が期待できそうですよ。

 

#02◼︎ワンタッチでスキャンしてクラウドで共有!

クラウドファンディングサイト「Indiegogo」で圧倒的な支持を得たという、フランス発のハンディスキャナー「PUP Scan」。写真のように片手で握り、レーザーが照射される範囲でスキャンしたいものを捉え、上部のボタンを押すだけ。コンパクトながらA3からA8までをスキャンでき、歪み補正にも対応。本体には2000ページを保存できて、Wi-Fi経由で主要なクラウドサービスにもアップロードできます。

この「PUP Scan」は、昨年「MotionGallery」というクラウドファンディングサイトに公開され、日本でも人気を集めたそうです。調べてみたところ、現在、第2弾が実施中でした。一般販売に先がけて使ってみたい人は、チェックしてみてくださいね。

 

#03◼︎プロジェクター付きスマートウォッチを発見!

中国の家電メーカー・ハイアールのブースで見つけたのが、プロジェクター付きのスマートウォッチ。「ASU Watch」というもので、本体の右側にプロジェクターを搭載し、手の甲の部分に情報を照射したり、壁に投影したりできるというもの。

この写真では、投影された画像がにじんでわかりにくいのですが、実際には「Sunny 15°」と天気情報が鮮明に表示されていました。ジャケットの袖で時計が隠れていても、袖をめくることなく時刻などが確認できるので便利かもしれません。ですが、プロトタイプとは言え、腕時計としてはかなり分厚く、ずっしりとした装着感も気になりました。

 

#04◼︎スマホがノートPCに早変わり!

ゲームPCを手がけるRazerというメーカーが出展していた「Project Linda」。一見すると、ノートPCに見えるかもしれませんが、スマホをPCライクに使うためのドッグで、スマホの周辺機器と言ったほうがいいでしょう。

ノートPCのトラックパッドにあたる位置がくぼんでいて、そこにスマホをセットできる仕組み。非接触ではなく、USBで接続します。スマホは、アメリカのRazer製の「Razer Phone」。Snapdragon 835、8GBメモリを搭載する、主にゲームを楽しむ人に向けたハイエンドモデルモデルです。Razer PhoneのOSはAndroid 7.1ですが、それがProject Lindaの画面サイズに最適化されて表示される仕組み。

スマホをPCライクに使う発想は、他メーカーも導入していますが、ぴったりと一体化でき、キーボードがカラフルに光ったりするギミックに物欲を刺激される人も少なくないのでは?

 

#05◼︎シンセサイザーを魔法のように演奏

こちらは、フランスのEnhanciaというメーカーが開発した「Oria MIDI Ring Controller」。指に装着してシンセサイザーを演奏すると、手の動きによって音に変化をつけたりできるというもの。

筆者は音楽には詳しくないのですが、鍵盤の上で波打つように手を動かしたり、高く上げたりして、エフェクトがかけたりする様は、マジックを見ているかのようで、パフォーマンスとしても魅了されました。これから商品化に向けて、クラウドファンディングで資金を募るそうです。

【次ページ】鮮度がわかるタグで食材費の無駄を節減!

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