仕事もプライベートも充実!リビングをリカバリールームに変える方法

日々の仕事やプライベートに全力を出しているビジネスパーソンにとって、「疲れを翌日に残さない」ことは大事なファクターです。しかし、体の疲れを取るためにマッサージや整体へ通うのは、時間やコストがかかり、多忙な方は足が遠のきがち。

だから自宅のリビングが最高の癒し空間になればいいのに...。と思ったことはありますよね。そこで、“部屋のスペシャリスト”でもある、人気インテリアスタイリストの窪川勝哉さんに、リビングをリカバリールームに変える方法をお聞きしました。

■「マッサージチェア」を導入してみる

窪川「家庭に導入できるリカバリー器具と言えばマッサージチェアが思い浮かびますが、パナソニックの「リアルプロ」は曲線を生かしたデザインとフォルム、そしてカラーバリエーションによって、『マッサージチェア』のイメージをだいぶ変えたのではないかと思います。以前なら『部屋に合わないのでは?』と思われていた方も多いと思いますが、インテリアや小物との組み合わせによってリビングにも十分になじむようになってきました」

<プロフィール>
インテリアスタイリスト/窪川勝哉(くぼかわかつや)
山梨県出身。バンタンデザイン研究所インテリア学部在学中より空間プランナー赤松珠抄子氏に師事し、インテリアスタイリストの道へ。2002年に独立。小道具や撮影背景のスタイリングを担うインテリア&プロップスタイリストに。同時にマンションのモデルルーム、イベントのデコレーションなど幅広く活動。2011年に渡英し、2013年から再び東京を拠点に活躍中。

マッサージチェア「リアルプロ」とは?

▲「リアルプロ EP-MA100-E(ルクソールベージュ)」

50年の歴史を誇るパナソニックのマッサージチェアの最新機種。その名の通り人の手のようなリアルな揉み心地を追求するため、パナソニックのロボティクス技術が集結されている。高性能のブラシレスモーター3つを協調制御することにより、モミ玉の細かくなめらかな動きを実現。

さらに人の手の感覚により近づけるため、じんわりと熱を持つ「温感モミ玉」を搭載している。足裏ローラーとエアーバッグのコンビネーションにより、足裏のマッサージもより繊細かつ強力なものとなっている。また液晶タッチパネルの導入により、誰でも使いやすいインターフェイスになったのも大きな特徴だ。

参考記事:「開発者に聞く!50年の歴史と技術が生んだマッサージ機 最新「リアルプロ」がすごい7つの理由」

■3つのポイントにわけてリカバリールームの作り方を指南

――しかし、マッサージチェアは存在感も大きく、インテリアとして部屋になじまないのでは?

窪川:大丈夫です。リアルプロはカラーといいデザインといい、インテリアとしてもお部屋になじむ要素が多くなっています。ここではより素敵に設置する方法をご紹介しましょう。

ポイント①「直角ばかりの部屋にアクセントを」

▲まっすぐに置いた場合

窪川:リビングに置かれる方が多いと思いますが、できれば斜めに角度をつけた形で置いてあげるといいですね。テレビ台や本棚といった家具は角度をつけて置くことはできないので、どうしても部屋の中が直線・直角ばかりになってしまいます。

空間に動きをつけるためにも、角度を振って置いてあげるのがいいでしょう。斜めにすることで、リビングの空間に余裕も生まれてくるんです。また、窓辺に設置すれば、自然光も入って外を眺めたりしながらマッサージでき、リラックス効果も期待できるのではと思います。

▲斜めに置いた状態

 

ポイント②「アースカラーの家具で落ち着いた空間作り」

窪川:リアルプロの『ルクソールベージュ』は柔らかい色使いなので、無垢なアースカラーの家具でまとめた部屋には大変よくなじむと思います。私はよく家具をご飯にたとえるんですが、白米のご飯はひと目見て『ウワッ、すごい!』というビジュアルではありませんよね。

おいしいおかずとの組み合わせで、よりおいしくいただけるものです。家具も同じで、大きな家具そのものは落ち着いた色のものにして、ラグやクッションカバーみたいな小物でアレンジするのがいいでしょう。

また、リアルプロのカラーバリエーションには、さまざまな部屋に溶け込みやすい「アイボリー」と、高級感のあるインテリアとして映える「ブラック」もあります。白壁のリビングなら「アイボリー」がなじみますし、「ブラック」を配置することで空間が締まるという効果もあります。リビングのお好みに合わせて選んでみてください。

▲ブランケットもこのようにかけるだけで印象が変わる

 

ポイント③「トレンディな色の小物でアレンジ」

窪川:今、インテリアの素材としてブラス(真鍮)やカッパー(銅)のものが流行しています。これらは茶系でアースカラーにもなじむので、そういった素材のオブジェや小物をプラスしてあげると、トレンドを意識した中にも『リアルプロのある暮らし』を意識できるようになります。また、テーブルの脚のスチールやサイドボードの金具などのちょっとしたインダストリアル感は、リアルプロのメカ感とも相性はいいと思います」

■マッサージチェアも置き方次第で素敵なリビングを彩るアイテムになる

――ものすごく素敵なリビングになりましたね

窪川「リアルプロはラウンジチェアなどにも通じる、“包み込まれる感”を意識したデザインになっていますよね。ラウンジチェアの代わりにもなってくれるし、曲線が生かされているからこそ、角度を振るといろんな表情が出てくると思います。お気に入りの角度で置いて、向かい側のソファから愛用のファニチャーのように眺めてみるのもいいかもしれませんね」

▲置く角度によって家族とのコミュニケーションを促す役割も

▲フローリングを傷つけず、かつリビングとの一体感をより高めるためには、毛足の短いラグなどを敷いた上にリアルプロを設置するとよい

*  *  *

今回窪川さんには、リアルプロのカラーやデザインの特性を生かしながら、部屋全体になじみ、落ち着いた空間を演出する設置方法をアドバイスしていただきました。リアルプロを使ってマッサージするという特別な時間を、好きなときに自宅のリビングで体験できるのは、日常生活をランクアップさせてくれるでしょう。小物を使ったアレンジで適度に「自分流」も取り入れながら、心から和むことのできるリカバリールームを築き上げてみてはいかがでしょうか。

>> パナソニック「リアルプロ」

(取材・文/高崎計三 写真/田口陽介)

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