じっくり使って分かった! iPhone X、細かい部分の使い勝手

■バッテリーを気にする生活から解放された

もし、「iPhone Xに変えて、何が一番気に入ったか?」と問われたら、バッテリーに対する感覚が変わったことを挙げます。iPhone Xのバッテリー保ちはかなり良いです。

iPhone Xは、現状の他のiPhoneシリーズとは違い、有機ELディスプレイを採用しています。おそらくこれが電池保ちに良い影響を与えているのでしょう。詳細な検証ができないので細かくは分かりませんが、もちろん最新のチップセットやOSも寄与しているはずです。

▲高スタミナなiPhone Xは、Apple Watchとの相性も◎

そもそもの背景として、筆者は「Apple Watch」をヘビーユースしています。Apple Watchも三世代目を迎えて、ウォッチ自体のスタミナ性はすごく良くなりました。でも、iPhone側の電池消費が増える点は注意が必要なんです。接続に電池を使うんでしょうね。また、筆者は「AirPods」も頻繁に使うので、余計にiPhoneの充電切れには注意していました。

なので、iPhone 7をメインで使っている頃には、まだ予備のバッテリーを持ち歩いていました。しかしiPhone Xに変えてからは、こうした心配をすることはほとんどありません。出張に行くときくらいですね。

iPhoneのバッテリーを心配せずにApple Watchを使えることは、筆者の生活において大きな変化でした。

▲デスクで使うなら角度のあるワイヤレスチャージャーが便利

こうした変化を生んだひとつの要因には、ワイヤレスチャージに対応したことも挙げられます。筆者はデスクに座るときに、ポケットからiPhoneを取り出し机に置いてから仕事をします。

以前は有線で充電することが多かったので、机上ですぐにLightningケーブルを伸ばせるよう配線を工夫していました。まぁこれでも問題はないのですが、仕事の連絡が来たり、アプリで取材先までの経路検索を行ったりするたびに、Lightningケーブルを抜き挿しする手間があったわけです。もし、うっかりケーブルを指し忘れると、充電がピンチに…なんてこともありました。

しかし、ワイヤレスの充電器を設置してからは、机に置くだけで充電ができます。ケーブルを抜き挿しするストレスから解放されました。またオフィスにいる間は、バッテリーを常に充電できているようなものなので、充電忘れのリスクもなくなりました。

 

■ワイヤレスチャージャーを使い分ける

ワイヤレスチャージャーも色々試しました。その上で言えることは、純正のものからサードパーティ製のものまで、Qi(チー)という規格に対応しているなら基本的にどれを選んでもよいということ。もちろん、充電速度が気になるという人は、じっくり調べてみてください。

▲ちなみにiPhone 8/8 Plusもワイヤレス充電をサポート

筆者のオススメは、場面によって使い分けることです。例えば、オフィスの机で使う場合には、角度があるものを選ぶと良いでしょう。理由は、充電台に置いたまま顔認証でロックを解除できるから。平面だと、画面を覗き込む必要がでてくるので、こういうシーンにはあまり向きません。

一方、夜間に長時間放置して充電を行う場合などには、信頼しているメーカーが作った商品の方が、安全面に関して安心感があります。ネット通販で買った無名のメーカーだと、やはり長時間利用した際に、熱などが発生しないかな? と不安になることもあるからです。大抵の場合、杞憂になるでしょうけれど、こうした確認は行えないのでメーカーを信じるしかありません。

つまり、「もし長時間充電が心配だという場合には、自宅で長時間利用するために、Apple公式サイトで販売している製品を選ぶとよいのではないだろうか」というのが筆者の意見です。

ちなみに、「ワイヤレスチャージをしている間に、通信って干渉されないのかな?」と心配な人もいるかもしれません。例えば、充電しながらソフトウェアアップデートを行うなど、そういった場面の話です。これに関して、筆者が使っている範囲内では、特に通信に不具合が発生するようなことはありませんでしたので、安心して使って良いと思います。

 

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