オマエの中身が見たい!時計工具のアレコレで分解してみた

■他にも必要になってくるメンテナンスツール

▲内側のムーブメントに触れる際は、手汗で汚さないように手袋をはめるのを忘れずに

コチラは使い捨てタイプの薄いポリエチレン手袋(100枚入り)。ゴムタイプやサックも使ってみたのですが、私はコレが性に合っている様です。前述の裏蓋を開ける際に養生で宛てがうのに使用しているのも実はコレで、金属部分が擦れてキズが付く恐れがある時にはサッと取り出して使い、少しでも汚れたらポイとできるので便利なんです。

そして、乾拭き用のハンドタオル。拭いた時に小キズが入らないようにマイクロ繊維のモノを使用。

こちらはブロアー。内側にホコリが付いた時に吹き飛ばすのに使用します。上記3つはすべてダイソーで購入しました。ダイソーはこのテのDIYグッズに関して、非常に心強いショップですね、お財布にも優しいですし。

ちなみに工具セットの他のモノを軽く紹介しますと…

コチラはブレスレットの長さを調整する時に必要な突き棒です。

コチラは“こじ開け”と呼ばれる工具で、ベゼルやスナップバック(はめ込み式)の裏蓋を外す時に使います。

真ん中にわずかに隙間が空いているので、ソコにその名のごとくこじ開けて使います。力任せにやるのではなく、少しずつ隙間に差し込んでゆくのがコツです。

こんな感じでベゼルが外れます。が、外した後に取り付けるには別の工具が必要になってくるので要注意です。

このような圧入器で均等に力を加えてはめ込まないと元に戻りません。コチラはAmazonで1000円くらいで購入できます。

コチラが今回取り出した5206ムーブメント。8振動で小さいテンワがシャカシャカと一生懸命動いていて、見てるだけで楽しいです。

というワケで腕時計工具セットの紹介と、裏蓋を開けてムーブメントを直に見ていきました。他にも用途に応じて様々な工具があるのですが、今回はココまで。

それと当たり前のことですが、今回おこなった腕時計の裏蓋を開けたり、ムーブメントを取り出したりは、すべて自己責任となります。中を開けて分解するというのは非常に故障リスクの高い行為ですので、よくよく考えての実行をお願いいたします。

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(文・写真/伏せ字)

ふせじ/時計好きサラリーマン

腕時計好きの趣味が高じて、記事を執筆することに。一介の時計好きサラリーマン。好きな時計の傾向は、ダイバーズ、青焼き針、56系LM。

>> 伏せ字だらけ~よもやま時計ブログ~

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