張り方いろいろ!アレンジ次第で自分だけのサイトを構築できる「軍幕」スタイル

1.2人分のスペースを確保できる「USパップテント フルオープンバージョン」

この形状は張り出し部分が広く、雨天時でも幕の下スペースで焚き火やキッチン、リビングにできます。ソロ向けですが、大人2人でも十分に活動できるスペースの確保が可能。設営目安は10分。雨天時でも強風ではない時には対応できます。

2.雨天時や寒い時期に張るなら「USパップテント クローズ型」

雨天時や寒い時期、就寝時にはフルクローズにして使用できます。ただし、幕内のスペースは狭いため、アルコールストーブやガスバーナーで簡単に調理するくらいしかできません。設営時間の目安は10分。ソロ向けです。

3.雨や日差しを遮る「USパップテントとテントシートの組み合わせ」

幕の張りだし部分に、さらにもう1枚(東ドイツ軍テントシート)を追加すればリビングスペースを確保することができます。この時は雨だったのですが、このように雨除けとして、また日差しが強い時には日よけにもなります。設営目安時間は15分。ソロ向け。

4.ワンポールで設営が簡単な「東ドイツ軍ティピー型」

東ドイツ軍テントシート2枚使用。ワンポールで立ち、ロープも不要のため設営時間は5~10分ととても簡単です。基本的には寝るスペースのみで、晴天時、強風時でも順風方向に背を向けていればOK。ソロ向けです。

5.使い方の幅が広がる「東ドイツ軍ティピー型 張り出しあり」

東ドイツ軍テントシート3枚使用するスタイルで、設営時間の目安はやや長めの30分。写真はそれを2セット。張り出し部分の下で、焚き火も可能です。リビングが広くなり、かつクローズすることもできます。日除けにも、雨除けにもなります。デュオ向け。

6.過酷な状況でも対応可能な「東ドイツ軍ティピー型 変形」

東ドイツ軍テントシートを3枚使用しますが、ポール1本、ロープ1本で設営可能です。3枚目を跳ね上げれば、風防にもなりますし、居住空間を増やすことにもなります。フルクローズもできるので、寒い時には閉めて。設営時間の目安は10分。雨天時、強風時、冬キャンプも可能な、万能な張り方です。ソロ〜デュオ向け。

7.背が高く過ごしやすい「東ドイツ軍4枚 跳ね上げパージョン」

東ドイツ軍テントシートを4枚使用。跳ね上げ式にすることで、雨にも強く、居住空間が広がります。USパップテントと比較すると、こちらの方が居住空間はかなり広いです。高さもUSが110㎝に対し、東ドイツは140㎝のため、椅子スタイルでも過ごしやすいところがポイント。ただし、4枚使用のため、重いことが難点です。設営時間の目安は15分。雨天時にも対応できます(雨量によってはクローズ)。強風時は、背を順風方向に向ければ可能ですが、逆に順風方向が正面になると風をもろに受けてしまうので注意が必要です。ソロ向け。

8.寝室×リビング、寝室×寝室にできる「東ドイツ軍 6枚連結」

この大きさになると、ソロであれば片方をクローズして寝室に、跳ね上げ部分をリビングにすることができます。デュオであればそれぞれを寝室にすることもでき、寝室とリビングとを分けることも可能。ソロ〜デュオ向けですが、寝ようと思えはMAX4名までは寝られます。設営時間の目安は20分。雨天時に対応することもできます。

9.大型で大人数に対応する「東ドイツ軍 8枚張り」

デュオ以上に対応する8枚連結は、大型で相当なインパクトがあります。両サイドを寝室にして中央をリビングに、という贅沢な使い方ができますし、大人数での宴会幕としても使用可能です。設営時間の目安は30分で、雨天時でも問題ありません。

10.多彩な使い方ができる「旧ソ連軍テントシート(パラトカ)」

パラトカと呼ばれる旧ソ連テントシートの2枚張り。サイズは東ドイツ軍とほぼ同じで、1枚が175㎝四方の正方形。設営時間の目安は5分~10分。強風時でも順風方向に背を向けていればOKです。ソロ向け。

パラトカ4枚張り

パラトカ2枚張り。ポールなし。三角形の頂点をロープで木の枝に引っ掛け、吊り上げることによって、居住空間を広くします。

パラトカ2枚張り。このように正方形を組み合わせるので、タープ的に使用することももちろん可能です。

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このように本当に豊富なバリエーションで張ることができる軍幕。自分の好みや、地形、天候に合わせて選択し、自分ならではサイト構築をしてみてはいかがでしょうか?


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(文・写真/RYU

RYU/横浜元町ミリタリーキャンパー

「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント @ryu chikazawa #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう 初代 @sotoshiru アンバサダー @tobuy_official インフルエンサー

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