『頭文字D』でロータリーの大ファンに!少年の熱い夢を応援するマツダの“飽くなき挑戦”

■夢を抱く少年をワクワクさせたロータリーマシン10選

今回マツダは、渓志郎くんの夢への挑戦をサポートするために、ロータリーエンジン搭載の名車を10台用意して出迎えました。数々の困難を乗り越えて市販へとこぎ着けた、飽くなき挑戦=ロータリースピリットの賜物を、改めてここに紹介します。

>>コスモスポーツ

世界初の2ローター・ロータリーエンジン車として1967年に登場。搭載された“10A型”エンジンは、排気量491cc×2から最高出力110馬力を発生。革新的なエンジンに勝るとも劣らない先鋭的なスタイルは、今見ても美しい。’68年に登場した後期モデルは、ボディやエンジンをブラッシュアップ。最高出力は128馬力へと向上していた。

>>カペラ ロータリーGR

1970年に登場した初代「カペラ」は、排気量573cc×2の“12A型”エンジンを搭載。最高出力は120馬力を発生した。’71年には、インテリアの高級感を高めた「Gシリーズ」も登場している。

>>サバンナ

1971年にロータリーエンジン専用モデルとして登場。初期型は105馬力の10A型エンジンを搭載していたが、後に12A型エンジンを搭載する「サバンナGT」が誕生した。サーキットでの活躍も目覚ましく、あの日産「スカイラインGT-R」の連勝記録を止めたクルマとしても有名だ。

>>コスモAP

オイルショック直後の1975年に登場。高い動力性能はもちろん、AP(Anti-Pollution=公害対策)のネーミングどおり、優れた環境性能と低燃費を実現していた。ロータリーエンジンは、125馬力の12A型に加え、排気量654cc×2、最高出力135馬力の“13B型”も用意。

>>サバンナRX-7(SA)

ロータリーエンジン搭載の本格スポーツカーとして1978年に登場。端正なスタイルとフロントミッドシップレイアウトによる優れた走行性能により、世界中で高い人気を博した。搭載されるエンジンは12A型で、後期型にはそのターボ仕様も用意された。

>>サバンナRX-7(FC)

2代目RX-7として、1985年にクーペ仕様“FC3S”が登場。アルミ製ブレーキキャリパーや、4WSのような効果を発揮する“トーコントロールハブ”など、最先端の技術を導入。エンジンは13B型ターボで、初期型は185馬力、後期型は205馬力、特別仕様「アンフィニ」は215馬力を発生。後にカブリオレの“FC3C”も登場する。

>>RX-7(FD)

“ロータリーエンジン・ベスト・ピュア・スポーツ”をコンセプトに、1991年にデビュー。13B型エンジンにシーケンシャルツインターボをプラスし、最高出力は初期型で255馬力、後期型では280馬力を発生した。誕生から25年以上が経過した今も、中古車人気の衰えない名車中の名車。

>>ユーノスコスモ

マツダが展開していた「ユーノス」ブランドの旗艦モデルとして1992年に登場。世界唯一の3ローター・ロータリーエンジン“20B-REW型”搭載モデルは、280馬力を発生。美しいデザインや豪華なインテリア、世界初のGPSカーナビ搭載などでも注目を集めた。

>>サバンナRX-7(SA)ラリー仕様

1985年のアクロポリスラリーで3位に入賞した、SA型ベースのラリー仕様。当時のモータースポーツカテゴリー“グループB”のレギュレーションを満たすため、市販車を大幅に改造。エンジンは、約300馬力を発生する13B型へと換装されていた。

>>787B

1991年のル・マン24時間耐久レースにおいて、日本車初の総合優勝を飾った伝説のレーシングカー。エンジンは、排気量654cc×4ローターのレース専用エンジン“R26B型”を搭載。今でも、各地で開催されるイベントにおいて、その勇姿を披露。甲高いエキゾーストノートは、まさに“一聞”の価値あり。

(文/&GP編集部 写真/&GP編集部、マツダ)


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