足りない機能は…ないかも!高コスパ2画面スマホ「LG G8X ThinQ」を使ってみた!

■2画面の使い方は自由自在

LG G8X ThinQは、本体とLGデュアルスクリーンのどちらにも約6.4インチ(2340×1080ドット)の有機ELディスプレイが搭載されています。USB接続でドッキングし、2画面が並ぶように装着できます。ヒンジは360度回転するので、画面を内側にして折りたたむことも、外側にして折りたたむこともできます。任意の角度で固定もできるので、画面が見えやすいように立てることも可能です。

▲本体とLGデュアルスクリーンはUSBで接続

▲折りたたんだ状態の正面。現在時刻や通知を表示するサブディスプレイを搭載

▲LGデュアルスクリーンを装着したままで、デュアルカメラで撮影可能

▲このようにディスプレイが見える状態で折りたたんで操作することも可能

▲自由な角度で固定できるので、動画を観るにも重宝

▲画面を外向きにして立てることもできる

さて、2画面をどう生かせるのか? 最も用途が広いのは、それぞれの画面で異なるアプリを使うこと。たとえば、一方の画面で動画を見ながら、別の画面でウェブを検索したり、Twitterをチェックしたり。メッセージを確認しつつ、地図を開いてみたり。英文のウェブページを読んでいる時に、わからない言葉を辞書アプリで調べるといったこともできます。

▲デュアルスクリーンのメニューは、画面端に表示されるアイコンをタップすると呼び出せる

▲「YouTube」を見ながら、Twitterのタイムラインをチェックしたり、ツイートしたりできる

▲目的地に向かう際は、地図を常に表示しておける

ブラウザを開いて、2つの画面に異なるWebページを表示し、比べることができます。さらに「ワイドモード」に切り替えると、2画面を連結させた大画面表示になります。ただし、2画面の境目は黒帯で分断されるので、やや視認性には影響があります。横向きにして見るのが望ましいでしょう。電子書籍との相性もよく、プリセットされている「eBookJapan」の電子書籍・コミックもワイドモードで表示して楽しめます。

▲「&GP」のページをワイドモードで表示させてみた

▲電子書籍を読むには、縦画面でのワイドモードが適している

アプリによっては、2画面を効率よく使える仕様も組み込まれています。たとえば、「Chrome」とは別に「Whale」というブラウザアプリがプリインストールされていますが、これを使った場合、Web上のリンクをタップすると、片方の画面にリンク先のWebページが表示されます。「ギャラリー」で写真を見る場合は、サムネイル表示から選択した画像を、片方の画面に大きく表示できます。カメラで撮影した写真は、すぐに片方の画面で確認でき、その写真を素早く共有したり、次の写真を撮影したりできます。

▲「Whale」アプリでYahooニュースを表示。ヘッドラインから気になる項目をダブルタップすると、隣の画面に表示される。1画面だと、いちいち戻る操作が必要になるが、その手間が省けて、気になるニュースを素早く読める

▲「ギャラリー」から写真を選ぶ際に、タップした写真が大きく表示され、すぐに共有操作に移れる

▲カメラで撮影した写真は、カメラを起動したままで、片方の画面で確認できる

▲インカメラで自撮りをする際は、片方の画面を白く光らせてレフ板のように使うことも。明るさや色味も調整可能

ゲームを楽しむ場合は、片方の画面に専用のゲームパッドを表示できます。CPUにSnapdoragon 855を搭載し、RAM(メモリ)は6GB、電池は4000mAhというパワフルな仕様なので、ゲームを存分に楽しみたい人も検討の価値があるでしょう。「ポケモンGO」や「ドラクエウォーク」など位置情報ゲームを楽しんでいる人は、1つの画面でゲームをプレイしつつ、もう一方の画面で他のアプリを使ったり、同時に2つのゲームをプレイするといったこともできるわけです。

▲ゲームを存分に楽しむために2台のスマホを所有している人は、LG G8X ThinQなら1台で済む

▲横画面でプレイするゲームは、操作用のゲームパッドを表示可能。複数のゲームパッドがプリセットされている

 

【次ページ】1画面でもパワフルに使い倒せる!

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