あらゆるフィールドで高パフォーマンスを発揮する最新「ボール ウォッチ」の実力

ボール ウォッチの「エンジニア ハイドロカーボン オリジナル」は、生誕15周年を迎える同シリーズの集大成的な一本。機械式時計では最高レベルの“7500Gs”という耐衝撃性を備え、ねじ込み式のリューズとケースバックによるダイバーズウォッチ基準の200m防水仕様。このほかにも80,000A/mの耐磁性を持ち、まさに堅牢というにふさわしいスペックを実現しています。

このタフかつ高級感あるオシャレな相棒とともに、奥多摩の釣りキャンプ場へと向かい、その実力を試してみました。

12月18日 12:20 「テント設営」

ど平日の奥多摩は他に誰も客がおらず、完全にサイト貸切状態。お昼に到着し、まずはテントの設営に入ります。オートキャンプとはいえ、重い荷物を運び、ペグを打ち込み、せっせと寝床を作成するなど忙しい。

思ったとおり冬のキャンプ場は寒いけど、なんとボール ウォッチは-30℃から+70℃までの条件下でも粘性が高まらない潤滑油をムーブメントに使用しています。ただし、北極や南極などの極寒の地で長い時間着用するようなシーンでは精度保証はできないとのこと。いや、奥多摩だからここ。

12月18日 15:54 「薪割り」

ある程度サイトも整ったので、次は焚き火の準備です。もうねキャンプといったら焚き火なんです。意味はなくとも焚き火。今回、初めてナイフによる薪割りを試してみましたが、なかなかワイルド感があって楽しい。手に響く振動が心地よいのです。

ここで時計が心配になったものの、これしきの衝撃で精度不良を起こすボール ウォッチじゃありません。精度を調整する緩急針を、特殊なプレートで抑えて固定する新機構「スプリングシール耐震システム」という独自機構のおかげで、心配は無用。さすがに振り下ろした木を直接時計に当てたら壊れるでしょうけど…。

しかし、壊れるといったものの文字盤を守るのはサファイヤクリスタルガラスで、硬さを示す単位の“モース硬度”はほぼ最高値の「9」。傷に強く、美しい輝きを放ちます。だからといって叩いたりしませんが。

12月18日 17:36 「焚き火と食事」

やはり12月の山奥は日が落ちるのが早く、17時を回ったところで周囲は真っ暗。さっそく焚き火を楽しみながら、この日は食事とお酒で打ち上げ。さて個人的に一番楽しみだったのが、この夜間における時計の視認性。ボール ウォッチ最大の特徴といっても過言ではない「自発光マイクロ・ガスライト」が美しい緑の淡い光を放ちます。

光で蓄光したり電池を使ったりせず、10年以上輝き続ける画期的な夜行システムを採用しており、しかも新作「エンジニア ハイドロカーボン オリジナル」は、文字盤を2層式にしたことでインデックスの形をドットやトライアングルなど、自由な形状で表現できるようになりました。ただ、片方向回転式のサファイヤベゼルの数字やマークにはスーパールミノバ夜光を塗布しています。

さらに、寒くなってきたのでメタルブレスレットがちょっと冷たく感じるように。でもバックルがエクステンション式になっているので、簡単に長さを調整して服の上から身に着けられます。これはダイバーズウォッチでおなじみ、ウェットスーツ上に着けることを想定しているのでしょう。

さらに細かいですが、堅牢性を高めるためにそれぞれの部品はひとつのステンレススチールから削り出しています。飛び出た突起部分も壊れにくいということ!

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