シングルバーナーのゴトクって不安!ソロキャンの悩みを解決する優秀ゴトク3選+1

■ゴトクの使い方

シングルバーナーには、燃料缶の真上にバーナーヘッドを取り付ける直結型と、燃料缶を横にしてバーナーヘッドを取り付ける横置きタイプ、ホースで燃料とつながっている分離型があります。

直結型は燃料缶に輻射熱が伝わる危険があるので、鉄板やダッチオーブンのようなものは避けましょう。横置きや分離型は、鉄板や鍋底からの熱が届かないよう燃料缶がゴトクの外に出るように置けば、小さな鉄板やスキレットだって使えます。

▲ユニフレーム「クッカースタンド350」

「クッカースタンド350」はゴトク下の高さ12cmで横置きタイプや分離型のバーナー向き。ワイドで2台、ユニフレーム「ミニバーナー」なら3台並べられます。片側を保温スペースにしてもいいですね。

▲ハイマウント「アジャスタブルグリルS」最も高い状態

▲ハイマウント「アジャスタブルグリルS」中間の高さ

「アジャスタブルグリルS」は高さを変えられるので、直結型も分離型も、ちょうどいい高さに調節して使えます。SOTO「レギュレーターストーブST-310」の場合、真ん中の高さでやや隙間があります。もう一段低くするとぴったり。

▲ベルモント「マルチソロテーブル」

「マルチソロテーブル」は直結型バーナーを2台載せられるサイズです。横置きタイプや分離型だと隙間が多いのですが、とろ火ができないバーナーや保温に使えそうです。

 

■鍋の安定化にも効果あり

最近のバーナーは高火力自慢ではありますが、弱火にしたときに火力が安定しないのが悩みの種。炎を熱に変えるバーナーパッドは小さな鍋でも滑り落ちず、安定して調理ができるという役目も担っています。

ユニフレーム「バーナーパットM」(1300円)※他にSもラインナップ

サイズ:約15×15×H0.24cm
重量:65g

特種耐熱鋼メッシュで、中央に集中しやすい熱を端まで届けてくれます。チタンクッカーの必需品でもあります。

ただし、下方向へも熱が届くため弱火で使いましょう。また、どうしても熱が柔らかくなるので素早く湯を沸かしたいときには不向きです。

近頃人気のキャンプ飯と言えば、メスティンとホットサンドクッカーでしょう。どちらも弱火でじっくり火を通すことがキレイでおいしく仕上げるポイント。また、四角い調理器具は角まで熱が届きにくいため「バーナーパットM」は好相性なんです。ホットサンドクッカーがずり落ちにくいのもいいですね。

>> ユニフレーム

*  *  *

ソロキャンプで調理中に鍋がひっくり返ることほど悲しいことはありません。売店のないキャンプ場で完ソロだったら、誰かに食材を分けてもらうことすらできないのですから。シングルバーナー用ゴトクを用意することでキャンプを安全に楽しめるなら安いものかもしれません。

天板が付属し、2通りに使える
天板が付属し、2通りに使える
Belmont(ベルモント)

マルチソロテーブル(High)

●サイズ(使用時):約W445×D170×H190mm
●サイズ(収納時):約320×135×25mm

 

ゴトクの下にバーナー2台が置ける
ゴトクの下にバーナー2台が置ける
UNIFLAME(ユニフレーム)

クッカースタンド 350

●サイズ(使用時):約W445×H135×D165mm
●サイズ(収納時):約W350×H25×D165mm
●材質:ステンレス鋼
●重量:約595g

 

耐荷重30kgでダッチオーブンもOK
耐荷重30kgでダッチオーブンもOK
HIGHMOUNT(ハイマウント)

アジャスタブルグリル

●サイズ(使用時):W36×H25.6×D18.5cm
●耐荷重:30kg
●材質:201ステンレススチール

 

鍋を安定させ、炎を熱に変える
鍋を安定させ、炎を熱に変える
UNIFLAME(ユニフレーム)

バーナーパットM

●サイズ:約150×150mm
●重量:約65g
●材質:枠・ステンレス鋼/メッシュ・特殊耐熱鋼 FCHW2

<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter

 

 

 

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