ゲームと映画で最新VR「PlayStation VR2」を体験!“シースルービュー”がとにかく便利!

■VRゲームの臨場感が凄い!

▲ヘッドセット、PSVR2 Senseコントローラー、ステレオヘッドホン、イヤピース(S/M/L)、ケーブル類が付属

PSVR2はあくまでPS5の周辺機器なので、PS5が必要です。そしてPS5とはUSBケーブルで接続して使います。ちなみにライバルのMeta Quest VRはすべてスタンドアロン型です。

▲装着状態。セットアップ開始後に丁寧な装着ガイドが出る

ヘッドセットは、VRゴーグルらしいと呼ぶべきか、ヘッドバンド部も含めしっかりゴーグル。前面のゴーグル部と背面のヘッドバンド部の2箇所で調整できます。本体重量は約560gですが、後ろのヘッドバンドで額に固定するのでかぶりもの感はなく重さは感じません。

▲ディスプレイ部はまさにゴーグル。なおゴーグル周りのスペースは余裕があり眼鏡のまま装着可能

VR表示の仕組みは単眼あたり2000×2040ドットの有機ELディスプレイ。リフレッシュレートは120Hz/90Hz対応で視野角は約110度です。

▲両手それぞれに「PS VR2 Senseコントローラー」を握る形で操作

PSVR2の専用コントローラー「PS VR2 Senseコントローラー」(以下、コントローラー)が付属。通常のデュアルセンスのボタンを左右に分けただけでなく、ポジショントラッキング用のIR LEDを搭載しているのでゲーム中に手の位置も認識します。

▲固定パーツ付きのステレオヘッドホン(イヤホン)も付属

では、実際にPSVR2を使っていきます。PS5とPSVR2を接続する付属のUSBケーブルは4.5mと非常に長いので、リビングのソファでプレイしても余裕で届きました。

▲PS5の前面USB端子にPSVR2を接続

▲PSVR2を認識してセットアップ開始

セットアップは画面の指示どおり進めていきます。特にヘッドセット装着周りのガイドは丁寧。コントローラーのペアリング、アイトラッキング、プレイエリアの設定と進んでいきます。

PSVR2を装着していてもシースルービュー機能で白黒ながら周囲の様子が見えるし、プレイエリアの設定では部屋を3Dスキャン。このVRデバイスのハイテク感がスゴイ…。

▲周囲の様子はシースルービューで確認可能。PSVR2装着中はファンクションボタンで呼び出せる

▲プレイエリア設定のため部屋をスキャン。見回した空間を3Dで認識

PSVR2のセットアップを終えたら、早速『Horizon Call of the Mountain』をプレイしてみました。

▲PSVR2で『Horizon Call of the Mountain』を体験

©2023 Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Guerrilla and Firesprite. Horizon Call of the Mountain is a trademark of Sony Interactive Entertainment LLC.

僕にとって初めてのPSVR2ゲームとなる『Horizon Call of the Mountain』なのですが…ええっ!! こんなに綺麗なの!? というのが第一印象。

ジャングルの川を船で進むシーンからスタートするのですが、有機ELパネルによるドット感のない表現、世界の広がりや奥行き再現が圧巻。VRなので正面以外にも360度好きな方向を見回せて、次々に現れる巨大な機械獣を見上げるリアリティも素晴らしい。そして画面端まで全てが描き込まれる…と思ったら、アイトラッキングの仕組みで、注視しているところを高解像度にレンダリングする仕組みがあるとか。

サウンドについては、付属のステレオヘッドホン(イヤホン)では音空間の位置も含めて完璧にVR空間の臨場感を再現。ただ、ゲームに没入していると周囲も音も聞こえなくなるので、テレビの内蔵スピーカーを使うという選択肢もアリだと思います。

▲クライミング中。高い位置の岩を掴むためには腕を伸ばす必要がある

『Horizon Call of the Mountain』のプレイは、ポジショントラッキング付きのコントローラーをフル活用していて、岩やロープを掴んで登る動作が満載。これに振動フィードバックもあって、体験として新鮮で臨場感抜群。あと主人公の得物は弓矢。バトルでは右手で背中から弓を取って、左手で矢筒から矢を取って弓を引いて戦うのですが…プレイ中に腕を動かすので結構疲れるかも。

▲弓を引いて矢を放つところ。この動作は結構疲れる

続いて、PSVR2をAV機器として使い、映画視聴で活用してみます。

まず大前提として、PSVR2装着時も普段と同じPS5「ホーム画面」がそのままPSVR2に表示されます。PS5のメディアとして扱われるすべて、UltraHD Blu-rayの再生やNetflixなどのアプリも何でも視聴できます。このスタイルを“シネマティックモード”と呼びます。

▲ゲーム以外のVR画面のテレビ表示はナシ。PSVR2の画面の見え方は文字でお伝えします

実際の見え方は、巨大なスクリーンのあるVR空間の映画館を再現し、その4~5列目あたりで映像を見るようなイメージ。なおこの距離感とサイズは12段階で調整できます。

表示解像度としては1920x1080ドット扱いで、120Hz/HDRにも対応。ただ実際に画面をよく見ると、ネイティブ4Kほどの解像度はなく若干ザラ付くところは気になりました。

それでも大画面を再現している感はあって、PS5と繋いでいるテレビが大きくないなら、これでサブスク動画配信を視聴する使い方もアリだと思います。

*  *  *

PSVR2を実際に体験してみると、さすがはソニー、よく作り込まれていると思いました。個人的に期待値を超えていたのは、シースルービュー機能による手元も見える便利さと、『Horizon Call of the Mountain』によるゲームプレイの面白さ。VRゲームってスゴイと素直に実感。“シネマティックモード”でAV体験もカバーしています。

ただし気になるのは価格。今回試したPSVR2通常版(実勢価格:7万2480円前後)というのは、ゲーム周辺機器としてもVRゴーグルとしても高めですね。最近入手可能になってきたPS5本体より高額というのは、なかなか手を出しにくいというのが本音。でも、VRゲームに興味がある人は、試してみる価値があると思いますよ!

>> SIE「Playstation VR2」

<取材・文/折原一也

折原一也|1979年生まれ。PC系出版社の編集職を経て、オーディオ・ビジュアルライター/AV評論家として専門誌、Web、雑誌などで取材・執筆。国内、海外イベント取材によるトレンド解説はもちろん、実機取材による高画質・高音質の評価も行う。2009年によりオーディオビジュアルアワード「VGP」審査員/ライフスタイル分科会副座長。YouTube

 

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