平日お昼の自宅メシに「ラーメンシェラカップ」が理想的すぎた

■濃厚なスープがたまらん!

お水がいらないラーメンを究極にラクして味わうには以下の3つが条件でした。

①直火OK
②雰囲気を損なわずそのまま食べられる
③直接口をつけてスープを飲める

②については異論があるかもしれませんが、そこはご容赦を。

シェラカップ界の異端児とも言える「ラーメンシェラカップ」ですが、実はユニフレームにも巨大シェラカップがありました。それが「UFシェラカップ900」(1980円)。こちらは容量は約900mlと「ラーメンシェラカップ」より100ml少ない。また高さが約50mmと「ラーメンシェラカップ」より8mm低く、丼というよりはフチの高いフライパンといった雰囲気です。

▲せっかくなので「UFシェラカップ900」も購入して比較。左が「ラーメンシェラカップ」で右が「UFシェラカップ900」

▲高さと底面の広さが異なる。「ラーメンシェラカップ」のほうが縦横比で丼に近い雰囲気

ただし底面は「UFシェラカップ900」の方が広いため、直径約140mmの「お水がいらない札幌味噌ラーメン」の収まりはこちらの方がいい。でもラーメン食べるなら、より“丼っぽさ”が欲しくなるわけです。シルエット、デザイン、サイズ感から考えると、やはり「ラーメンシェラカップ」に軍配が上がりました。

では作ってみましょう。

▲ラーメンは底に着地せず、側面に引っかかって収まるが、シェラカップ全体が熱くなるので徐々にスープが解けていく

▲スープがすべて解けて温まってきたら、箸で軽くほぐして麺や具も解かす

▲完成! いいニオイ!

約8分でおいしい味噌ラーメンが完成しました。雰囲気があーだこーだとえらそうに言ってたわりには実は内心不安だったんですが、悪くない。いやイイでしょ、これ。

▲さすがに完成直後は持ち手は熱い

持ち手は熱くなっているのでミトンなどを使いましょう(火傷にはくれぐれもご注意を)。そのまま食卓に持っていき、いざ実食!

まずはスープから。

▲多少時間が経つと、手で直接持てる熱さに

▲持ち手と逆側の少し飛び出した部分を支えると持ち上げやすい

アツアツなので慎重に口をつけてズズズッと。丼と違いハンドルを持って持ち上げるので少々バランスは取りづらいですが、逆側も使うと安定して持ち上げられます。うん、今日も旨い。口に入れた瞬間に生姜を感じ、そしてラードと味噌の濃厚な味わいが追いかけてくる。

では麺も。

中太の麺は、スープの濃厚さに負けない存在感。ちぢれているから、しっかりスープも持ち上げてくれる。うん旨い!(2回目)

あっという間に完食です。カップラーメンも好きなんだけど、料理としての完成度と食後の満足感が違います。

そして食後は洗い物となるわけですが、使ったのは「ラーメンシェラカップ」と箸だけ。

これならあっという間に洗い終わります。なんなら水につけて夕飯までこのままでも(ダメ)。

*  *  *

自宅用として購入した「ラーメンシェラカップ」(と「UFシェラカップ900」)ですが、もちろんキャンプでも使うつもりです。シングルバーナーの上に置いて、カット野菜の袋とソーセージと「プチッと鍋」でひとり鍋とかありですよね。できればフタが欲しいところですが。

もちろんキャンプで袋麺なんて時にもピッタリ。持ち運び時に少々嵩張るのが難点ではありますが…。

自宅でキャンプ気分を味わうためでなく、必要とする条件を満たすという意味でたどり着いた「ラーメンシェラカップ」。今後も、家でキャンプで重宝しそうです。

>> ブッシュクラフト

<取材・文/円道秀和(&GP)>

 

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