パリパリおこげもお手の物!「バーミキュラ ライスポット」でいろんな料理を作ってみた

バーミキュラの鋳物ホーロー鍋といえば、その密閉性を活かした「無水調理」ができるのが魅力です。素材の旨みを引き出すこの調理スタイルは、バーミキュラ ライスポットもお手の物。今回は「かぼちゃの煮もの」を作ってみました。

かぼちゃの煮ものと言えば、個人的には“焦がしやすい煮もの”の1、2を争う献立です。焦げないように中身を混ぜていると、かぼちゃが煮崩れてしまうんですよね。

用意した材料は

  • かぼちゃ 1/2個(ひと口大に切る)
  • みりん 大さじ1
  • しょうゆ 大さじ1
  • 酒 大さじ1

だけ。煮詰めるのに出汁や水を一切加えないのが無水調理の基本です。

ポットに水を大さじ2杯入れ、クッキングシートを敷きます。その上にかぼちゃを載せ、混ぜ合わせた調味料を全体によく絡めたら、フタをして弱火で20分加熱すれば完成です。

このかぼちゃの煮もの、筆者が普段食べているものよりも少し固めでした。煮ものというよりは蒸した状態に近いかもしれません。そのぶん野菜の甘みがしっかり感じられ、調味液も最低限しか使わないのでヘルシーな仕上がりです。正直、多少好みは別れるかもしれません。食卓に並べるというよりは、お弁当に入れるなど汁物NGなシーンに良さそうです。

とはいえ、調理中に火加減を調整する必要がないのにおいしく完成するのは電気調理ならではです。先に煮ものを作っておいて、あとからごはんを炊くのを忘れずに!

 

■無水調理をアレンジした「きのこのクリームシチュー」に挑戦

スープやシチューなどの煮込み料理は、無水調理をしてから水分を加えることで、食材の旨みが溶け出したおいしいひと品に仕上がります。そこで次に作ってみたのは「きのこのクリームシチュー」。


4人分の材料は

  • 鶏もも肉 300g(ひと口大に切る)
  • たまねぎ 2個(スライス)
  • じゃがいも 2個(ひと口大に切る)
  • しめじ 1パック(石づきを取って小房に分ける)
  • エリンギ 1本(食べやすい大きさに裂く)
  • マッシュルーム 5個(7mm角に切る)
  • 小麦粉 大さじ4(ふるっておく)
  • 生クリーム 100ml
  • 牛乳 400~500ml
  • ローリエ 1枚
  • 塩 小さじ1
  • ブラックペッパー 少々

です。シチューの素を使わないので、これなら家にあるもので作れます。

ポットにたまねぎ、じゃがいも、きのこ類、鶏肉、ローリエ、塩、ブラックペッパーを入れ、フタをして弱火で45分加熱します。

こちらが無水調理を終えた状態です。ひと口味見してみると、かなり濃厚なスープになっています。一旦火を止めて小麦粉を加えたら、粉っぽさがなくなるまでヘラで全体を大きくかき混ぜましょう。

あとは生クリーム、牛乳を加え、再度フタをして弱火で10分加熱します。調理開始から約1時間、アツアツのシチューの完成です。

普段はシチューの素を使うので、少し味付けが薄いのではと心配していたのですが、きのこや鶏肉、野菜も旨みがダイレクトに感じられ、塩こしょうだけで十分なことがわかります。

「無水調理」は少し構えてしまう調理法のイメージでしたが、ここまで簡単にできるなら、普段から活用したくなります。火加減をこまめにコントロールする必要のないバーミキュラ ライスポットなら、あまり料理をしない人でも献立の幅が広がりそうです。

 

■低温調理メニューの代表「ローストビーフ」はどこまでおいしくなる?

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