アメ車だけじゃない!日本車にもあったウッドパネルの人気が再燃?

今、ファッションでは90'sが定番となっています。セレクトショップに行くとハイウエストなジーンズやロゴT、ガチャベルトなどが並び、そしてティンバーランドやドクターマーティンなどのブーツにも注目が集まっている。40歳以上の人にとっては懐かしい名前ですが、当時を知らない人にとってはこれまで見たことない最新アイテムに映っているはずです。

一方でクルマのデザインを見てみると今は空力性能も高い流麗なデザインやボディに厚みのあるデザイン、ミニバンや軽自動車のカスタムモデルでは押し出しが一層高められたモデルが流行っています。

すると、自分たちのファッションにハマるクルマが欲しいという人は、最新モデルではなく’80~’90年代のクルマに手を出すようになりました。ここには、当時を懐かしむだけでなく、「このカタチって新しいよね」と飛びつく若者も多いといいます。

 

■外装にウッドを纏うとラグジュアリーなカントリースタイルに

▲1978年式 Jp Wagoneer Limited

ひと口に’80~’90年代のクルマといっても、いろいろな流行がありました。その中のひとつが、アメリカ車で見られたボディの周囲にウッドパネルが貼られたもの。

アメ車のウッドパネルがいつ頃から採用されるようになったかは定かではありませんが、1940年代のマーキュリーのシリーズ79MやプリムスP10にはボディパネルにウッドが貼られたモデルを見つけることができます。

▲1947年式ジープステーションワゴンのパンフレット

他にも、ナッシュやフォード、クライスラーなど、ウッドパネルはメーカーの枠を超えて採用されているため、アメリカ人の多くが好んで乗っていたことが伺えます。この装備は特に雄大な大自然の中にも出かけられるラグジュアリーなステーションワゴンやSUVで多く採用されました。

1970年代~’90年代には、日本でも外板をウッド調にしたモデルが登場。アメ車に憧れた人たちやサーファーなど自然の中でスポーツを楽しむ人たちなどから支持されました。

では、独特の味わいがあるウッドパネルを採用したクルマを紹介しましょう!

【次ページ】ワゴニア、ビュイック、セドグロetc

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