アジアで大人気! OPPOの“カメラフォン”を使ってみた!

◼︎迷わずに使いこなせるシンプルな操作性も◎

基本機能の使い勝手は、率直に言えば「AndroidとiPhoneの中間」といった印象。標準的なAndroidスマホは、ホーム画面とアプリ一覧画面が分かれてますが、R11sはホーム画面にすべてのアプリのアイコンが表示されます。また、画面の下に表示されるナビゲーションキーを非表示にして、画面下端から上方向にスワイプしてホーム画面に戻るという、iPhone Xに近い操作性にも切り替えらえます。これまでAndroidを使っていた人はもちろん、iPhoneを使っていた人でも、わりとスムーズに使いこなせるのではないかと思います。

▲ホーム画面はシンプルで、プリインストールされているアプリも少なめ

▲設定画面

▲ナビゲーションキーはユーザーの使い方に合わせてカスタマイズ可能

背面には指紋センサーを搭載していますが、加えて、AI技術を用いた顔認証機能も備えています。本体を持つだけで画面がオンになる設定にしておけば、画面に顔を向けるだけで瞬時(0.08秒)にロックが解除されます。指紋認証でも不便はないですが、顔認証を使えば、ロックしていることも忘れるかもしれません。

▲指紋センサーは人差し指で押しやすい位置にあり、反応もスピーディー

3205mAhの大容量バッテリーを搭載していることもあり、電池持ちも良さげでした。フル充電しておけば、カメラを多用したとしても、その日のうちに電池残量が気になる…というようなことはなさそうです。また、独自開発の「VOOCフラッシュチャージ」技術を搭載し、同梱のACアダプタを使えば、5分間の充電で2時間通話ができる急速充電も可能です。

本体底面のUSB接続口は、普及しつつあるType-Cではなく、従前のMicro-B。そこは、ちょっと残念に感じたのですが、そのUSB接続口とスピーカーがある部分がくぼんでいるんです。横向きにしてゲームや動画を楽んでいても、手でスピーカーを塞ぐことなく、ちゃんと音が聞こえるという仕組みです。

▲スピーカーやUSB接続口を備えた底面にはくぼみがある

▲nanoSIMを2枚装着でき、DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)にも対応。microSD(最大256GB)との排他利用になっている

さらに、梱包箱は捨てるのはもったいなく、小物入れとして再利用したくなるような質感。樹脂製のスマホケースが同梱されていて、裏側は細かい起毛処理になっているなど、満足度の高い仕上がり。こうした細かい配慮も、ユーザーから支持される理由なのかもしれませんね。

▲パッケージのデザインにも工夫が見られる

 

◼︎5万7980円(税抜)で2月9日に発売!

R11sの販売価格は5万7980円(税抜)で、2月9日にビックカメラ、ヨドバシカメラなどで販売が開始されます。

OPPO Japanの代表取締役・鄧宇辰氏によると、OPPOのスマホは大手キャリアへの供給もめざしていて、すでに交渉を進めており、良い手応えを得ているキャリアもあるそうです。また、取り扱いの交渉をしているMVNOもあるとのこと。まずは、SIMフリースマホとしての参入ですが、将来的には、より広い販路で購入できるスマホになるかもしれません。

▲OPPO Japanの代表取締役・鄧宇辰氏は、インドネシアとシンガポールでOPPOを成功に導いた実績を持つ

日本では、アップルのiPhoneが絶大な人気を維持していることを除き、販売台数を伸ばしていくことに苦労している海外メーカーが少なくありません。ここ1〜2年、SIMフリースマホ市場でファーウェイが台頭してきましたが、同社が日本市場に参入したのは2007年。知名度を上げて、日本市場での地盤を固めるまでには時間を要しました。

OPPOはアジア諸国では、わりと短期間にシェアを拡大していきましたが、日本でどのように評価されるかは要注目。でも、今使っているスマホのカメラに不満がある人は、一度手に取ってシャッターを押してみる価値はあると思いますよ。

>> OPPO

 


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(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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