■鍵になるのは“ボンデッドレザーファイバ”
フォーマルな装いと機能性の両立を可能にしているのが、リニューアルにあたってMONOLITHが初採用した“ボンデッドレザーファイバ”。
実はこれ、革製品を作るときに出る余った革や繊維を集めてシート状に作り直したエコな素材。完全に人工で作られたフェイクレザーとは違って本物の革が使われているので、革ならではの上品な風合いや質感がしっかり楽しめますし、耐久性も期待できます。
新シリーズではこの素材をナイロンとのコンビネーションで部分使いしており、それが全体の印象を一気に上品な方向に引き上げています。たしかに、ナイロン一色のバッグとレザーが効いたバッグでは、装いとの馴染み方が全然違いますよね。「全面レザーだとかしこまりすぎるが、全面ナイロンだとカジュアルに寄りすぎる」という間を、絶妙に取りに行っている素材選びではないでしょうか。
■個人的に気になった「2WAY OFFICE M BLACK」

リニューアルされる「OFFICE」は4型展開で、すべてブラックで統一。その中でも、私がいちばん気になったのが「2WAY OFFICE M BLACK」(4万9500円)です。
手持ちと背負いを切り替えられる2WAY仕様のバッグで、容量は15L、重量1.2kg。“デザインと機能性の両立”というシリーズの方向性を、形でも素材でも体現しているのがこのモデルだと感じます。リュックとして背負える機能性と、手持ちのフォーマルなシーンに合う上品さが1つのバッグの中で行き来できる設計です。

機能面で目を引いたのは、ノートPCへダイレクトアクセスできるPCポケットを備えていること。普段のちょっとした作業時はもちろん、PCの取り出しで億劫なシーンNO.1の空港の手荷物検査などでもクイックに出し入れできます。“PCをパパッと出したい瞬間”って実は日常のあちこちにあって、メイン荷室を開けずにPCだけ取り出せるかどうかで快適さがけっこう変わりますよね。
さらにメインポケットは“コ”の字に大きく開くので、普段のビジネスシーンはもちろん、ちょっとした出張時にも活用できそうです。
話は変わりますが、10年ちょっと前まではビジネスシーンでのリュックスタイルはあまり良しとされていなかった気がします。それが今ではすっかり市民権を得て、紙の資料だけでなくPCやタブレットなどを持ち運ぶ、現代の働き方にずいぶん優しくなりました。ただ、選択肢が広がったぶん、「カチッとした装いに合う雰囲気か」、「上品さがあるか」といったところは、これまで以上に気をつけたいポイントなのかもしれません。今回のリニューアルがその問いへの1つの答えとして提示されているように見えるのは、たぶん偶然ではないのだろうと思います。

その他にも同シリーズとして3モデルがリニューアル。「BACKPACK OFFICE M BLACK」(4万8400円)は20L容量のバックパック。本体の縁にパイピングが施されていて、背負ったときにシルエットが崩れにくい設計に。崩れた瞬間にカジュアル感が増すので、この設計はさすがMONOLITHといったところ。

「TOTE OFFICE M BLACK」(3万9600円)はフラットな構造ですっきりと持てるトート。マグネットポケット内には細かな仕切りがあり、取り外し可能なショルダーストラップにはクッションが内蔵されています。

最後に「BRIEFCASE OFFICE M BLACK」(3万9600円)はMONOLITH初のブリーフケースで、4モデルのなかでも最もカチッとした佇まいです。メイン収納は蛇腹式に大きく開くため、書類やPCを仕切りごとに整理。必要なものへすぐにアクセスでき、手に持つだけでビジネススタイルが引き締まるアイテムです。
>> MONOLITH
<文/山口健壱(GoodsPress Web)>
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