気温が上がり、いよいよ街のムードは初夏の頃合い。今まではアウターが必要でしたが、これからの季節はどんどん薄着になる季節です。となると着こなしにおいて大事なのはファッション小物。大人の装いにふさわしいことも考えると、腕時計がその筆頭株と言えるでしょう。しかしながら、当然ただ腕時計を付ければ良いというわけではありません。その腕時計に背景があるかどうかが、大人の持ち物として問われます。そこでぜひ紹介したいのがアメリカ・ニューヨークで生まれた時計ブランド、ブローバ。そのストーリーやデザイン性の高さを新作の「スノーケル」とともに見ていきましょう。
■大人がこれからの時季に頼りたい、ブローバ「スノーケル」。その3つの理由とは
先述した通り、腕時計は薄着になる季節に着こなしのアクセントとなる有力なアイテム。世の中に多くある腕時計ブランドの中でブローバ、ひいては「スノーケル」が大人の選択肢としてふさわしい理由は一体何なのか? ここでは、特に注目すべき3つの魅力に迫ります。
【理由1】機能・クオリティの高さはしっかりフォロー。それでいて手に取りやすい価格帯
今回登場したブローバの新作「スノーケル」。毎日使いたい身からすると、気になるのはやはりその機能性の高さやクオリティが担保されているかどうかではないでしょうか。まず、目を引くのはその素材によるクオリティの高さです。今作では非常に耐久性が高いハイブリッドセラミックケースを採用しているため、素材特有の質感と美しさを長く愛でられる仕様になっています。おまけに10気圧防水と実用性も申し分なし。腕時計はそもそも“日常使い”するもの。腕時計ブランドとして長い歴史を持つブローバだけに、実用面に妥協はありません。
また、夜光塗料を塗布したインデックスも見逃せないポイント。上の写真のように暗所でもハッキリと時刻を確認できます。ここまでしっかり光るとキャッチーさもアップしますし、腕時計好きの人ともそれ以外の人とも会話の種になるでしょう。ちなみに後程詳しく説明しますが、ブローバには語るべき歴史やストーリが豊富なので会話の種になったときこそチャンス。加えて、ストラップはシリコーンラバー製。初夏から夏にかけてぴったりな質感というだけではなく、何よりその魅力は手入れのしやすさ。汗をかいたり外でのアクティビティで濡れたり汚れたりしても、サッと拭き取って清潔な状態をキープできます。暑い季節はただでさえ清潔さは保ちたい時季なので、この仕様、実はユーザーファーストなんです。
【理由2】時計通をも唸らせる、その歴史に裏付けされたブランド力

次に、ブローバというブランドについて触れていきましょう。ブローバの起こりは1875年、アメリカ・ニューヨーク。ジョセフ・ブローバによって創業された、150年以上もの歴史を持つ老舗腕時計ブランドです。以降、製品をはじめとしたさまざまな革新的なことやモノを打ち出していきます。例えば、1926年には時計メーカーとしてアメリカ国内で初のラジオ広告を展開したり、世界初の時計ラジオ(1928年)を発表したり、世界初のテレビコマーシャル(1941年)を放送したり…。そんな数々の“初”を試みてきたブローバですが、やはり忘れてはならないのが世界初の電子式音叉時計「アキュトロン」(1960年)でしょう。今なおファンは多く、今年初めに復活した音叉時計は反響を呼びました。

そして、“初”の偉業はまだまだ続きます。1969年、とうとうブローバは宇宙に到達しました。上の写真にもある通りブローバ「アキュトロン」の時計装置が人類初の月面着陸を成功させた有人宇宙船アポロ11号に搭載され、Sea of Tranquility(静かの海)に設置されたのです。当時、東西で激しく宇宙開発の競い合いが行われていただけに、このことはニュースを通り越し、ある意味“事件”と言っても良いほど人々に強烈なインパクトを与えました。ちなみに、2000年にはアメリカ・ニューヨークで10月4日を「ブローバの日」と定められました。ニューヨーク市民たちからするとブローバは身近で、そして誇れる存在のブランドとなっています。

その後、さらにブローバは進化を続けるのですが、ブローバの技術の高さをさらに人々に刻み込む名作が登場します。それが1970年代に発表された“デビルダイバー”という愛称で知られる「オーシャノグラファー」です。当時、一般的な腕時計の防水機能は300フィート(約90m)だったのですが、同モデルは何とその倍以上にもなる666フィート(約200m)を実現。その数字が新約聖書「ヨハネの黙示録」に登場する悪魔の数字“666”と同じだったため、“デビルダイバー”と呼ばれるようになったという経緯があります。ちなみに、“デビルダイバー”の前身的存在が1961年に登場した初代「スノーケル」。今回のデザインソースになったモデルです。
【理由3】軽やかさと洒落感、そのどちらも手に入るファッション性の高さ
▲ブローバ「スノーケル」(各4万6200円)。ケースサイズ41mm、厚さ14.6mm、クォーツ、ハイブリッドセラミックケース、10気圧防水。左から「98B445」、「98B448」、「98B446」、「98B449」
最後に、やはり忘れてはならないのがそのデザイン性の高さ。ご覧の通り、ポップなカラーリングで腕元に爽やかさやアクティブな空気を呼び込みます。ちなみに、このカラーリングは各色ルーツとなる海洋生物をオマージュしたもの。ブルーはナンヨウハギ、オレンジはクマノミ、グリーンはウミガメ、グレーはホワイトシャーク(ホホジロザメ)を表現しています。どのカラーも発色が良いのですが、そこは流石ブローバ。少し落ち着いたトーンにしているため大人でも付けやすく、絶妙なバランスです。
また、新鮮なルックスですがそこには1961年に登場した「スノーケル」のダイバーズデザインを踏襲しているため、どこかヴィンテージのようなレトロな味わいがあります。現代的でありながら懐かしさも併せ持つ、その塩梅が時計通にもファッション好きにも刺さる1本となっているのです。さらに、裏蓋にはソースとなった海洋生物のイラストが刻印されていますが、この“普段見えないところ”にさりげない遊び心を宿しているところも実にブローバらしく、アメリカの腕時計ブランドであるがゆえの矜持や姿勢を感じさせるポイントではないでしょうか。
■大人の腕元にブローバ「スノーケル」がいかに利くか? その実例をチェック
ブローバ「スノーケル」がなぜこれからの時季に良いのか、その理由がわかったところで今度は実際の付けこなし例をご紹介。ポップでいて大人の腕元でも浮かず、それでいて目を引く「スノーケル」の実力をとくとご覧ください。
▼大人のきれいめ休日スタイルに宿る遊び心が洒落者感を向上
▲腕時計「スノーケル 98B446」4万6200円/ブローバ、ジャケット6万1600円/カネマサフィル、Tシャツ1万7600円/モクティ(ユナイトナイン)、パンツ3万9600円/タンジェント、その他スタイリスト私物
大人であればオフスタイルでもジャケットを着ることはままあります。そんなきれいめで落ち着いた着こなしに「スノーケル」のグリーンをオン。ポップな色みなだけに合わないかもと思うかもしれませんが、見ての通り実に自然と馴染んでいるのがわかります。ポイントなのは配色のバランス。青みがかったグリーンには反対色に当たるオレンジ系統のアイテムを選ぶとお互いを良い具合に引き立たせられるというわけです。
▼定番のデニムシャツには同系色のブルーの腕時計でより爽やかに
▲腕時計「スノーケル 98B445」4万6200円/ブローバ、デニムシャツ1万4080円、パンツ1万4300円/ともにチャンピオン(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)、Tシャツ3630円/JEモーガン(ライオンキングジャパン)
発色の良いブルーの腕時計をラフな装いに合わせるのであれば、同系色でまとめるとこなれた印象をキープできます。しかも、デニムシャツのようなワイルドなイメージがあるアイテムは、知的なアイテムの代表格でもある腕時計を付けるだけで途端に大人っぽいアレンジに見えるから、あら不思議。カラーは同系色、アイテムの持つイメージは反対に。それが付けこなすうえでのひとつの方程式です。
■「スノーケル」から派生した“デビルダイバー”も見逃せない
先程ブランドの歴史を紹介した際に登場した「オーシャノグラファー“デビルダイバー”」もやはりこれからの時季に見逃せない腕時計のひとつ。「スノーケル」はポップさが際立つデザインでしたが、こちらの「デビルダイバー」は骨太なデザイン・作りが魅力的。その愛称の発端となった666フィート(ISO規格の200m)の防水機能と本格派も納得の機械式ムーブメント、そして旬のラグスポムーブメントの牽引役を担えるデザイン性の高さとどこを取っても一級品。世界中で愛される名作たる所以が随所から感じられるでしょう。
■“だから”この1本に頼りたくなる。背景、スペック、洒落感、爽やかさ…そのすべてが詰まった「スノーケル」
薄着になるこれからの季節、なぜブローバの「スノーケル」を選ぶべきなのか、その理由はわかったことでしょう。繰り返しになりますが、大人であれば腕時計であれば何でも良いわけではありません。そのブランドの背景・歴史やスペック、デザイン性、そして今の時季でれば清潔感などの印象も大事。そのすべてがこの1本には詰まっています。しかもそれが4万円台で手に入る、となれば頼らない理由はないはず。ファッションウォッチとしても優秀なのにそれだけに留まらないブローバ。外出する際の相棒として、大いに活躍してくれるに違いありません。
>> ブローバ「スノーケル」
<文/手柴太一(GoodsPress Web) 撮影/村本祥一 スタイリング/深澤勇太 ヘアメイク/川島享子 モデル/KENJI>









































