“ダイソンキラー”の掃除機が上陸!注目のオシャレ家電も【最新家電レポ5選】

■アイリスオーヤマのコードレス掃除機は超軽量1.4kg!

安蔵:アイリスオーヤマが紙パック式掃除機「KIC-SLDCP5」(実勢価格2万4800円)を発売しました。重さ約1.4kgとかなり軽量で取り回しがしやすいだけでなく、ホコリをサッと取れる静電モップが付属するのが特徴です。

▲アイリスオーヤマが発売したコードレス紙パック式掃除機「KIC-SLDCP5」(実勢価格2万4800円)

奈津子:ポリプロピレンでつくられた静電モップを本体背面にあるナイロン製のケースから出し入れすると帯電するため、髪やホコリなどが取りやすくなるそうです。本体を充電器に設置して吸引をスタートしてから、使用後のモップを充電器の下に差し込むと、除電してホコリを吸引してくれるというアイデアもすごく面白いですね。

▲ポリプロピレン製の静電モップが付属する

▲充電台の下に静電モップを差し込んで掃除機のスイッチをオンにすれば、除電してホコリをサッと吸引できる

安蔵:アイリスオーヤマは「なるほど」と思わせるような製品作りをしていますが、これはかなり納得度が高いですよね。

奈津子:吸引力が特に強いというわけではないですけど、モップとの二段使いができる利便性を考えると、十分使い心地がいいように思います。このモデルは紙パック式ですけど、紙パックが3年分(81枚)付属するというのもすごいですよね(笑)。同社が製造しているマスクと同じ素材を使った高品質の紙パックになっているそうです。

安蔵:本体は紙パック式ですが、ヘッド部分にサイクロン気流を発生させる自走式の「サイクロンパワーヘッド」を搭載しています。ホコリ感知センサーも搭載しており、床の汚れ具合が一目で分かるのも魅力ですね。

奈津子:アイリスオーヤマの特徴は、「いくらいいものでも高くては買ってもらえない」という考えに基づくコスパの良さだと思うんです。担当者によると「吸引力だけを求めるのではなく、一般家庭に十分な吸引力と軽くて取り回しのよいもの、なおかつハンディモップユーザーも一度で掃除が終わるように」と考えて作ったそうです。私と同じ20代後半の友人の家へ遊びにいくと、男女ともだいたいマキタなどの手ごろでコンパクトな掃除機を使っているんですよ。

安蔵:その層のシェアを押さえられたら、かなり躍進するかもしれませんね。

■パナソニックからデザインと使い勝手を追求したIHクッキングヒーターが登場

安蔵:パナソニックが2口のIHクッキングヒーターと専用ホットプレートを組み合わせた「IHデイリーホットプレート」(8月1日発売、実勢価格5万5000円前後)を発表しました。プリンセスの「テーブルグリル ピュア」のようなスタイリッシュさのあるホットプレートとしてだけでなく、2口IHクッキングヒーターとしてテーブル上で使えるのが大きな魅力ですね。

▲パナソニックが2018年8月1日に発売する「IHデイリーホットプレート KZ-CX1」(実勢価格5万5000円前後)

奈津子:プレートはかなり大型ですけど、IHなので加熱ムラが少ないですし、左右で異なる温度帯で調理できるのが魅力ですね。アイリスオーヤマの2口IHクッキングヒーターとか、左右の温度を変えられるホットプレートなどはありましたが、それが高いレベルで融合したものはほかにないですし、良い意味でパナソニックっぽくないと思いました。

安蔵:いつもはしまっておいて必要なときに出すのではなく、テーブルに出しっぱなしにしておいてもいいというコンセプトのようですね。そのためにもデザイン性にこだわり、新開発の薄型ターボファンなどによる新冷却設計によって薄型化を実現しました。

▲テーブルの上でそのまま調理できる

奈津子:IHデイリーホットプレートで実際に料理を作って試食しましたが、テーブルの上で会話を楽しみながら調理できるっていうのはいいですね。キッチンで作った料理を食卓に出すのでは、調理時にコミュニケーションが生まれることがないので。

▲調理体験も行った

安蔵:そうですね。バターをサッと溶かしてトーストを焼けるので、慌ただしい朝にも心が豊かになる食事が取れそうです。

奈津子:ただ、現状では「ホットプレート」と「IHクッキングヒーター」を同時に使う方法がないのが気になりました。できれば片方は小型ホットプレートで何かを焼きながら、片方は鍋に入ったスープを温めるといったような使い方ができるような別売のプレートがあれば、さらに楽しめるのではないかなと思いました。現状でも取っ手の取れるフライパンなどを使う手はありますけど、そういう別売品があるとさらに“おしゃれテーブル調理”の世界が広がりそうです。

安蔵:9月には全自動コーヒーメーカー「NC-A57」(実勢価格2万6000円前後)も発売されます。最近トレンドのデカフェ(カフェインレスコーヒー)をおいしく入れられる新搭載の「デカフェ豆コース」が大きな特徴です。

▲パナソニックが2018年9月1日に発売する全自動コーヒーメーカー「沸騰浄水コーヒーメーカー NC-A57」(実勢価格2万6000円前後)

奈津子:個人的にコーヒーは好きなんですけど、カフェイン成分に敏感で15時過ぎに飲んじゃうと夜眠れなくなるから、デカフェをおいしく飲めるのはとてもうれしいです。デカフェ豆コースで入れたコーヒーを試飲しましたが、従来モデルの「リッチコース」で入れたコーヒーよりもコーヒー特有の渋みとコク、酸味がしっかりと出ている印象でした。

【次ページ】米国の“ダイソンキラー”が日本上陸!

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