外出先から帰ってうがいに「スチームうがい」をプラスしたらのどウルウル

■使い方は簡単。スチームはたっぷり

スチーム吸入器の使い方はいたって簡単。本体内のボイラーと給水カップに水を入れ、モードを選んで、スチームの量を決めるだけでスタートです。

時間がくれば自動的に止まるのも便利。ただスチーム量を「多い」にすると6分、「少ない」にすると8分と長いので、時間経過がざっくりでも分かるとさらにベスト。

▲吸入アタッチメントのカバーを外した状態。写真右手側に、取り外しボタンがあります

まず本体後方にある取り外しボタンを押しながら、吸入アタッチメントのカバーを外します。

ボイラーキャップを開け、付属の軽量カップ1杯分(約30ml)の水をボイラータンクに入れます。このとき、センターにあるタンク内の穴に水が入らないよう注意。

次に本体前面にある給排水カップの給水側に水を入れます。本体から伸びているパイプも給水側に差し込みます。

次にモードを「はなづまり」「はなムズムズ」「のどイガイガ」から選択。今の用途はのどを潤す、洗浄することなので「のどイガイガ」にセットしました。

ただし、年が明けると花粉の季節ですし、「はなムズムズ」が重宝しそう。

スチーム量を「少ない」「多い」のどちらかに回せば、自動で電源が入り、スタートします。先ほども書きましたが、スチーム量を「少ない」にすると8分、「多い」にすると6分の稼働時間です。

電源を入れてしばらく待つと、約43℃のスチームが噴出。吸入ノズルに付いている「あつく」「ぬるく」ツマミを上下させると若干の温度調整ができます。

「あつく」にすると吸入ノズルにある穴が塞がるローテクな仕組み。「あつい」と言ってもさほど熱さを感じるほどではありません。

試した結果、組み合わせは、スチーム量が「多い」で吸入ノズルのツマミを「あつく」が好みです。

鼻と口にフィットする吸入マスクに当てて吸い込むと、スチーム量はかなり多く、口の中がサウナのよう。のどにスチームが到達しているからかゲホッゲホッとします。その結果、のどは確かに潤いますというか、潤っている気がしますし、終わったあとはしっとり、さっぱり感があります。

スチームの量は多く、口の回りはベチャベチャになるので、使うときにはタオルを用意しておいた方が無難です。

※  ※  ※

そして1ヶ月使ってみた結果ですが、医療機器として認定されているので効果はあるのでしょうが、「効く」「効いた」が分からないのが難しいところ。結局、よくある個人的な感想(感覚値)になりますが、のどがさっぱりしますし、一度体験するとクセになります。操作が簡単で、毎日使えるのはいいのですが、問題は吸入時間が6分ということ。スマホを触っていてもかなり長く感じるので、前向きに「何もしない貴重な時間を作れる!」と捉え、吸入に集中した方が贅沢なのかもしれません。

また、我が家ではスペースの関係と吸入時の高さの問題があり、洗面所に置いておけないのでどこで吸入するかは迷いました。結局、リビングのテーブルの上でしているのですが、うがいは洗面所、スチームうがいはリビングと移動しなければならないのが、ちょっと億劫。もうひとつ機能とは関係ないのですが、オープン価格でだいたい1万4000円くらい。ちょっとお高めなのですが、ダイヤルがちょっとチープなのが気になった点です。

とはいえ今は、日本茶でガラガラうがいをしてから、スチームうがいのダブルうがい。効果はともかく、うがいだけに比べて気分的な安心感は増し、防御力がLv.1上がった気がします。

>>パナソニック「スチーム吸入器 EW-KA65」

<文/澤村尚徳(&GP)>

 

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