トランギア「メスティン」は日本のキャンパーによってクッカーになった

【The ORIGIN of the CAMP GEAR】

「実はメスティンは “食器” を意味する名詞で、トランギアの『メスティン』も元々はクッカーではなかったんです」

そう話すのは、イワタニ・プリムスのブランド担当である鈴木さん。同社は30年以上前から、正規代理店として日本国内でトランギア製品を販売しています。

日本のキャンプシーンにおいて、固形燃料を使った炊飯やSNS、漫画等のメディアで一躍有名になったトランギア「メスティン」。今でこそたくさんの “メスティン”が日本市場には並んでいますが、同社の「メスティン」がその元祖と言えるでしょう。今ではクッカーのド定番とも言えるギアです。

▲飯ごうとしても優秀な「メスティン」。このサイズ感がソロキャンプにちょうどいい

そんな「メスティン」が実はそもそもクッカーとして使用されていなかったとは。角型飯ごうだと信じてやまなかった私としては驚愕に驚愕を重ねているわけでが、そんな「メスティン」について、深掘りしていきます。

 

【次ページ】今でもほとんどの製品をスウェーデンの自社工場で生産している

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