「バランスボール」でお尻を鍛えてズボンのシルエットを引き締め!【筋トレ道具の使い方⑥】

■トレーニングのある日常生活を!

──6回にわたり、トレーニングの実践と理論について、さまざまな視点から解説をいただきました。

いまだに、運動とか体を動かすということ、特にパーソナルジムに通うような場合は、「何かの競技のためにするもの」というイメージが強い人は多いと思います。そうでなければ「ダイエット」ですよね。

それよりも、トレーニングの目的はもっと幅広くていいということですね。

土屋:「競技のため」とか「ダイエット」というよりは「ボディメイク」、つまり「なりたい自分になる」ということですよね。

ウチのジムで先日アンケートを取ったんですが、「思いっきりダイエットしたい」という人は、実は2~3割しかいなくて、それ以外の人たちってそんなに太ってはいないんですよ。

でも「さらにキレイになりたい」とか「おしゃれになりたい」という欲求で通われている人が多くて。

──そうなんですね。

土屋:だから、少し前よりは「ジムに行かなきゃいけない」というイメージがちょっと変わってきたのかなと思いますね。

▲スタイリッシュな「WORKOUT INC.」ホームページ

──現状、会員さんの男女比というのは?

土屋:今は半々ですね。ウチではターゲットを絞らず、男女や年齢層も絞らないできたので、けっこう平均的な数字になってきているのかなと。

──長く通うことを目的とされている方が多いんですか?

土屋:それはありますね。ウチの場合は、メインを6カ月コースにしているんです。他のパーソナルジムは「2カ月短期集中コース」とかが多いので、それに比べると珍しいんですが。急激に、糖質制限も併用して痩せても、リバウンド・リスクに怯えることになってしまうんですよ。

それよりは筋肉量を上げれば、普通に生活していても代謝が上がって痩せていくという形の方がいいという考え方なんですね。急速なダイエットではないんですが、徐々に徐々に効果が出て、それが永続的にちゃんと続くという風にイメージしています。

──ただ、「結果が見える」ことが通うモチベーションになる場合もあると思います。長期だとそれが見えづらい部分もあるのでは?

土屋:そうですね(笑)。ウチはウェイトトレーニングに重点を置いているので、その人に合わせはするんですが、その人がギリギリできるウェイトに挑戦してもらうので、1回ごとに体で実感してもらえると思います。

「今までにない筋肉痛を体験した」とか「ここに筋肉があったんだなと気づいた」とか、そういう発見を通して楽しんでもらえればいいなと思っています。

──なるほど。日常にトレーニングを取り入れることが大事で、その正しいやり方を身につけるため、また食事面を含めたアドバイスを得るために、パーソナルジムに通うのもアリということですね。ありがとうございました!

*  *  *

6回にわたってお送りしてきた「トレーニング道具の使い方」もここまで。ご紹介したアイテムを使ってのトレーニング、そしてお二人のお話を参考に、締まった体を手に入れてください!

>> 取材協力:WORKOUT


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(取材・文/高崎計三 写真/下城英悟)

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