OPPOの工場をOPPOのカメラフォンで撮ってきた!

◼︎中国では最新モデル「R15」が発売

4月1日にはOPPOの最新モデル「R15」が中国で発売されました。筆者は、プレスツアーで訪れた深圳市内のOPPO専売店にて、いち早く実機に触れることができました。R15は、「R9」「R11」に続くモデルですが、型番が抜けることについて以前から疑問を感じていました。なぜ「R12」は出さないのかと。OPPOの端末担当者によると、型番には奇数を用いて、縁起が悪い数字を外すために「R13」を飛ばして「R15」となっているそうです。中国は偶数を好み、とくに「8」は縁起が良いという認識があったので、その「8」を使わないことにも、OPPOが中国の国内ではなく、世界を向いているメーカーなんだなぁと感じました。

▲中国だけでなくアジアの主要都市でも見かけることが多いOPPOの専売店

▲4月1日に発売されたR15の「夢鏡版(ドリームミラーエディション)」という特別仕様モデル。日本発売は未定

◼︎日本での成功の鍵はキャリアでの取り扱い

アジアのスマホメーカーが日本のメディアに工場を公開することは、さほど珍しくはありません。されど、ここまで自由に写真を撮らせてもらったのは初めての経験でした。OPPOは、スマホを軸にいろいろな製品や関連サービスを展開するエコシステム型の企業ではなく、純粋にスマホの開発・製造に特化した企業で、「不良品を受け付けない・生産しない・提供しない」という「3ない原則」を厳守しているとのこと。大企業ではあるものの、職人気質の会社とも呼べそうです。右肩上がりの成長を続けているのも、品質が評価されているからこそでしょう。

しかし、iPhoneが根強い人気を維持し、Androidではシャープ、ソニーモバイルといった国内メーカー勢が強い日本市場。サムスンやファーウェイといったグローバルメーカーでも、日本市場で安定した人気を得るまでには長い年月を要しました。新規参入のOPPOが存在感を示すには、思い切った策も必要でしょう。OPPOがすでに明言しているように、大手キャリアでの取り扱いが実現するか否かが鍵となりそうです。

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(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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