シェルタータイプのタープは、雨の日に裏表を逆にして張ると実は便利な理由

■雨の日のタープの張りの心得

雨の日にタープを張る場合、下の写真のようにガイドロープの下にタープが来るように張りましょう。

その理由についてこれから紹介していきます。

▼雨予報の場合はガイドロープがタープの上に来るように張る

理由はタープの下にガイドロープがくると、雨がロープを伝って、タープ下に雨が滴り落ちてしまうからです。

ただし表のままタープの上にロープを張ると、そのロープを使って、タープの中に何かを吊るしたりすることが出来なくなります。それを解消する方法が、タープを裏に張るということになります。

■タープのループを上手く活用する

タープの表側には、端っこ以外に真ん中にもループがついているタープがあります。私が確認出来ている中では多くの方が使っている、DDタープや、アクアクエストのタープには端以外に3つのループがついてます。このループを有効活用するためにはタープを裏に張る必要があるのです。

それではどのように活用できるか紹介します!

■タープのループ活用方法

タープを裏にして張ると、タープに付属するループを活用すれば、なんでも吊るせるようになります。

デッドスペースを活かすという意味でも、テントの中に何かを吊るしたくなります。上の写真は蚊帳を吊るしている状態です。

私のように、テントではなく軍幕やタープで野営をしていると夏の時期のキャンプは蚊帳が必須となります。蚊帳をポールを使って張ると居住空間が狭くなるので、吊るせるように工夫することが必要になります。そんな時、タープを裏に張るとループが使えるようになるので簡単に吊せます。

このように蚊帳とは別のループにライトを吊るすことも可能です。

吊るし方は簡単で、落ちている枝が1本あればOKです。

こんなふうにループを通して、そこに枝を引っ掛ければライトや、蚊帳、他にも色々吊るすことが可能になります。ロープワークも使いませんので、一瞬でできますし、吊るすために道具を使う必要もありませんので、荷物も減ります。

■タープを裏に張るデメリットは?

タープを裏に張ることによって、ループを便利に使えるメリットを紹介したのですが、デメリットは何なのか?  と思う方もいると思います。

色々考えてみたのですが、デメリットは思いつきませんでした。タープをシェルターに使う場合、雨、風が凌ぐことが前提ですが、防水機能は裏にすることで損なわれることはありません。であれば裏に張っても問題はないのです。ただ、キャンプ場とかでは、「あの人、タープを裏に張ってる。裏表知らないのかな?」って思われるかも知れませんけどね。笑

※ ※ ※

さて、いかがでしたでしょうか? タープを裏にあえて張ればタープに付いているループを活用し、さまざまなものを吊るすことができます。今回は蚊帳とライトを吊るしましたが、カップや飯盒を吊るしてもいいと思います。ただ、注意が必要なのは、野営地においては、食べ物の匂いがするものは寝るときは幕から離して置いておくことをおすすめします。野生動物が寝ている場所に近づかないようにするためです。

>> 連載 [不自由を自由にする野営スタイル]

(文・写真/RYU

RYU/横浜元町ミリタリーキャンパー

RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、年間数十泊の野営を行っている。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」

 

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