実録夢のガレージライフ!憧れの秘密基地をDIYで実現!【趣味な男の欲しいモノと秘密基地】

資材は2×4のSPF材が中心で、すべて近所のホームセンターで購入。1年かけて壁と 屋根部分を作り上げ、約3年で2階建てのガレージが完成した。2階は1階の機器と接続したエアコンプレッサーを設置したり、キャンプやスキーなどアウトドア用品を保管する物置きスペースとして活用中だ。その後もバイクと趣味の道具が増えたのでさらに増築を行い、トータル5年で現在の形に至っている。設計・調達・施工はすべて木村さんという、オールハンドメイドガレージだ。気になる総工費は約15万円だという。

▲柱と梁には2×4のSPF材や古材を密に配置。木材はなるべくカットせず、アングルなどで念入りに接合して強度を高めている

「建築は専門外なので作り方は我流です(笑)。気をつけたのは、強度を損なわないよう木材をできるだけカットしないこと。資材の長さを活かして使うよう心がけましたね」

約3m四方のガレージ内部は作業用のカウンターを備え、そこから手の届く位置にたくさんの工具が整然と配置されている。また外側と屋根は樹脂性の波板で覆っているため、雨が吹き込む心配もない。ツーリングや趣味のサーキット走行に出かけられない悪天候の日は、終日ガレージにこもってバイクいじりに没頭することもあるそうだ。時には工具の配置を見直したりツールラックを自作したりと、ガレージの中をカスタムするのも楽しいと言う。

▲赤いDUCATI「748R」のほかにカワサキ「Ninja 250SL」、ヤマハ「TZR250SPR」、ホンダ「スーパーカブ」など合計4台のバイクを所有する

「10歳の息子もバイクに興味が出てきたみたいで、ガレージで作業していると『何か手伝うことない?』と顔を出すように(笑)。そのうち一緒に組み上げようと思って、ミニバイクのフレームも準備してあります」

バイクでもDIYでも自分で手を動かす楽しさを子どもに伝えたい、と木村さん。男のガレージライフの英才教育は、まだ始まったばかりだ。

▲エアガンはホコリや金属粉を飛ばすなど整備の幅を広げてくれる重要なアイテム

▲サーキットでタイヤウォーマーを使うために発電機は不可欠。災害時を考慮して2.5kWの大容量タイプを購入

▲狭い隙間に落ちたボルトなどを拾うピックアップツール。写真は曲げられるフレキシブルタイプ

▲洗車しやすいように駐車スペースにはあらかじめ水道を設置。ガレージ内をすっきり広く使えるように散水栓ボックスを床に埋め込んでいる

>> 【特集】趣味な男の欲しいモノと秘密基地

※2021年2月4日発売「GoodsPress」3月号18-19ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/中田美幸 写真/山岡和正>

 

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