珍品・レア物が満載!「昭和トイ&キャラクター」の魅力とは

ここまで様々なトイキャラネタを見てきましたが、まさにフクタケ氏の言う通り、ガチガチにマーケティングされたような現代のモノにはない「チャーミングさ」がそこにはあるような気がします。そして、企画者やデザイナー個人の趣味がストレートに反映されていたからこそ、時に今ではあり得ないような斬新(無茶?)なプロダクトも成立したのでしょうね。

DJフクタケ「レコードなんて特にそうで、ちょっとでもウケそうなら勢いで出しちゃってたような。当時の“人気者”って必ずレコードを出してましたよね。名刺代わり、ブロマイドみたいなところもあったと思います」

▲「このサイズ感も含めて7インチが大好きなんです。A/B面1曲ずつとシンプルで、フォーマットとして完成されてる。検索性も高いからDJもやりやすい」と、シングル盤レコードへのフェティッシュな愛を語るフクタケ氏。右奥の「謎の店」店主・てれこま氏もレコード好き

確かに、昔は俳優やスポーツ選手、芸人など、ちょっと有名になった人は誰でもレコードを出していましたが、今はよっぽど人気が出ても、なかなかCDを出すまではいきませんよね。

DJフクタケ「単純に売れないということもあるでしょうけど、そもそもレコードは追体験のツールだったんですよ。昔は芸人のレコードにギャグのフレーズが入ってたりして、それを楽しんでたけど、今はネタそのものがいつでもYouTubeで観られてしまう。記憶のトリガーとしての音楽の役割はなくなってしまったんですよね」

なるほど… 今は失われたモノだからこそ、その商品やキャラクターの世界が音楽もグラフィックも含めて1枚にパッケージされたレコードという形もまた魅力的なんですよね。ジャケットからレコードを取り出して針を落とせば、そこには鮮やかに当時の空気が蘇る気がします。

さて、懐かしくも新鮮な「トイキャラポップ」の世界、いかがだったでしょうか?
この記事をトリガーに、すっかり忘れていた昭和の記憶をちょこっとでも再起動させてもらえたら幸いです。

取材協力:謎の店

▲今回のインタビューに場所を提供してくれた「謎の店」には、80'Sグッズがわんさかごちゃまん! 『トイキャラポップ・コレクション』Vol.1~3のCDはもちろん、DJフクタケとのコラボアイテム各種も店頭限定販売中です。ナウな昭和の空気に触れたくなったら中野で「謎の店」を見つけてアクセスせよ!

 

▲DJフクタケ×謎の店のコラボアイテムその1。CD3枚のジャケット・イラストが合体!した「トイキャラポップ・コレクション」Tシャツ

 

▲コラボアイテムその2。「ヤバ歌謡=YVKY」Tシャツ。“?ボックス”がテーマでDJミックスCD-R付き

▲コラボアイテムその3。「謎のミックステープ」ロングスリーブTシャツ。トイキャラポップ楽曲も入ったDJミックスカセット付き

>> DJフクタケ Twitter
>> ウルトラ・ヴァイヴ/ソリッド・レコード

 


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(取材・文/テクノタク飯塚&メディアム)

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