【腕時計を予算別で攻略】5万円以下・15万円以下・30万円以下。大人が着けたくなる、注目の1本とは

▼デザインも機能も価格以上。15万円以下の腕時計3本

15万円までという価格帯となると、意匠や機能性への充実度も上がります。腕時計自体の価格が右肩上がりの昨今、10年程前まではこの価格帯でもかなり上等なウォッチが手にできたものでした。それを知るメーカー側の「なんとか良い時計を手頃な価格で」という企業努力を伺えるのもこのレンジの魅力ではないでしょうか。

4. 旬のグリーンダイヤルを上質なコンビで

BULOVA
「スーパーセビーユ 98A336」(13万900円)

その成り立ちは1875年。150年以上の歴史を持つ老舗時計メーカーのブローバからは、クラシックな面持ちが大人の腕元に映える1本を紹介します。1970年代に登場したモデル「スーパーセビーユ」のデザインをリバイバルし、独自のクォーツムーブメントであるプレシジョニストを搭載した一品。華やかなゴールドとシルバーのコンビネーションに、美しいグリーンの文字盤を搭載することでトレンドも意識した仕上がりに。

象徴的な文字盤は天然鉱石の翡翠(ひすい)を使用。翡翠の持つ優雅なパターンと天然素材ならではの1点1点異なる表情を楽しめます。また、35mmというやや小ぶりなケースは丸みの帯びたクッションケースを採用し、柔和なイメージを演出。周囲に施されたフルーテッドベゼルによりレトロな風情を一層味わえます。年齢を重ねたからこそ合う、落ち着いた大人のためのアクセントウォッチとして注目です。

[SPEC]
ケース径35mm、3気圧防水、ステンレススチールケース&ブレス、クォーツ(プレシジョニストクォーツ)

>> BULOVA

5. 王道のミリタリーウォッチを小径化して旬顔に

HAMILTON
「カーキ フィールド メカ 36mm」(9万9000円)

1970年頃にアメリカ空軍の隊員に支給されたナビゲーターズウォッチ「ハミルトン FAPD5101」に着想を得て2026年限定で生産された特別モデル。マット仕上げのケースや固定式バー、アクリル製のボックス型風防、コットン製NATOストラップといった当時を思わせる堅牢かつ実用的なディテールの数々が男心をくすぐります。また、本作は機械式手巻きムーブメントを採用。手に取るたびに自身の手で巻き上げて身に着ける、そんな味わい深さも人生を彩る一手になるのではないでしょうか。

ミリタリーウォッチの王道として名高い定番の「カーキ フィールド」のケース径38mmに比べ、今作は36mmとひと回り小ぶりに設計。この程良い小ささが、質実剛健な佇まいの中に遊び心のようなスパイスを加えてくれます。武骨な質感のケースやミリタリー由来の文字盤デザインも相まって、カジュアルな装いへの親和性も申し分ナシ。ファッション性にも優れているため休日の腕元を格上げしてくれること請け合いです。

[SPEC]
ケース径36mm、10気圧防水、ステンレススチールケース、コットン製NATOストラップ、機械式(手巻き)

>> HAMILTON

6. 中性的なモダンさが魅力の新鋭日本ブランド

sazare
「SK02-38mm」(14万8500円)

日本の実直なモノ作りを原点とし、福島の工場で丁寧に製作を行う2018年にスタートしたsazare(サザレ)。そのシグネチャーである本モデルは、シンプルかつモダンなフェイスデザインとやや丸みの帯びたフォルムが男女問わずにタイムレスに着用できることから着々とファンを獲得しています。この丸みは膨らみのある風防に加え、わずかに湾曲させた文字盤やそれに沿うよう曲げられた針など巧みに計算し、細微にまでこだわることによって独特な美しさを放ちます。

ベルトには上質なコードバンレザーを採用。柔和で都会的なフェイスから一転、逞しさと品の良さを兼ね備え、本体との対比による美しさや経年変化を楽しむという長く着用したくなるような愛着の湧く仕上がりに。この日本の風情のような繊細さは、きっと唯一無二の腕元を演出してくれるはずです。ほかの人と被りたくないという人にもぜひ手に取ってもらいたい1本です。

[SPEC]
ケース径38mm、5気圧防水、316Lステンレススチールケース、コードバンレザーベルト、機械式(自動巻き)、日本製ムーブメント

>> sezare

▼腕元の格上げを叶える。こだわり溢れる30万円以下の腕時計3本

30万円まで予算を上げられるのであれば、専門性に秀でた機能や上質な素材、美的ブラッシュアップというような腕時計としてより細かなディテールにこだわったモデルが並びます。このレンジは一生モノの1本にも出合えるため、一層自身の趣味嗜好やライフスタイルを反映できるものを選びたいものですね。

7. セイコーが誇るプレミアムスポーツウォッチ

SEIKO PROSPEX
「HBC002J」(25万5200円)

セイコー プロスペックスが誇る最高級ダイバーズウォッチがこちら。1968年に発売されたモデルのデザインを元に、GMT機能とスキューバダイビングなどにも対応する300m空気潜水用防水を兼ね備えたプレミアムな一品です。堅牢性の高いタフな造形の随所に施された美しい鏡面仕上げが力強さに上質なムードをプラス。逆回転防止ベゼルやネジロック式のリューズ、スクリューバックといった本格潜水機能も完備したプロフェッショナリズムにセイコーの本気を感じざるを得ません。

ふたつのタイムゾーンの時刻を表示できるGMT機能を備えたキャリバー6R54を搭載。高い防水性能だけでなくGMT機能も付随することで、あくまで時計ではあるものの、どこか専門機器のようなロマン溢れる1本となっています。普段使いとしては些かオーバースペックかもしれませんが、そんなところに心が掴まれてしまうのも男の性なのかもしれませんね。

[SPEC]
ケースサイズ42×48.6mm、300m空気潜水用防水、ステンレススチールケース&ブレス、機械式(自動巻き)、GMT機能

>> セイコー プロスペックス

8. ビジネスシーンでも活躍必至のフルチタンモデル

CITIZEN ATTESA
「AT8294-59E」(22万円)

シチズンの高い技術力を象徴するチタニウムウォッチコレクション、アテッサから登場した「ACT Line」の1本は多様なビジネススタイルにマッチ。こちらはオールブラックで仕上げたスタイリッシュな佇まいが魅力的。ベゼルにはリング状のサファイアを埋め込んでおり、美しいツヤと輝きにより一層上質な印象へと導いてくれます。現代のビジネスパーソンの腕元を品良く彩るにうってつけです。

アテッサを象徴する独自の素材スーパーチタニウムはステンレスに比べて40%軽く、5倍以上の表面硬度を実現します。そのため、着け心地はとても軽やかにもかかわらず、気兼ねなくタフに日々着用できます。また、光発電エコ・ドライブと電波受信による正確な時刻表示、簡単操作で海外の時刻が合わせられるダイレクトフライト機能など、忙しいビジネスパーソンに嬉しい機能を網羅しています。

[SPEC]
ケースサイズ42mm、10気圧防水、スーパーチタニウムケース&ブレス、クォーツ(光発電エコ・ドライブ)

>> シチズンアテッサ

9. 思わず見惚れる上品で美麗な12角形ケース

BAUME&MERCIER
「Riviera 10844」(28万4130円)

1830年創業という200年近い歴史を誇るスイスの名家ボーム&メルシエ。スイスウォッチらしい誠実で丁寧なモノ作りと、繊細かつ美しいプロダクトデザインで世界中に多くの愛好家を抱えています。この細やかな職人気質は日本人とも親和性が高く、国内でも愛され続けるブランドです。今回はブランドのシグネチャーとも言える「リビエラ」の新作をレコメンド。1973年に発売された初代のデザインを現代的に再解釈した、ボーム&メルシエの今をたっぷりと味わえる逸品です。

「リビエラ」を象徴するのはこの独特なシルエット。当時の時計市場においても非常に革新的だったこのビスのない均整の取れた美しいシルエットの12角形ケースは、業界に衝撃を与えたと同時に瞬く間に世界中を虜にしました。現代でもこの美しさは誰もが見惚れ、根強く支持されています。また、今作はウェーブ模様が施されたサンバースト仕上げのサテンブルーダイヤルを採用。より優雅さと色気を持ち合わせた1本に仕上がっています。

[SPEC]
ケース径39mm、5気圧防水、ステンレススチールケース&ブレス、クォーツ(ETA F06.115)

>> ボーム&メルシエ

>> 【特集】個性を放つ1本がここに。腕時計は“語る”

<構成/手柴太一(GoodsPress Web) 取材・文/小林大甫 写真/坂下丈洋>

 

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