“自己流洗車”はもう卒業。クルマ洗いのプロ技で愛車が想像以上に輝くぞ!【ホイール編】

■クルマもおしゃれは足元から

佐藤貴之さん(以下、佐藤さん):“おしゃれは足元から”、なんていいますが、それはクルマも同じですよね。ホイール回りをキレイにしておくとびしっとキマりますが、ホイールの汚れは主にブレーキディスクなどから出た鉄粉なので意外と頑固。カーシャンプーでは落としきれないほどの手強さなんです。

Before:この汚れが……

ブレーキング時に荷重の掛かるフロントホイールの方が汚れやすいのだそう。

After:ここまでピカピカ!


アルミホイール本来に近い輝きを取り戻した!

■STEP1:流水で砂ぼこりを洗い流す

佐藤さんホイールもボディ同様、砂ぼこりや泥などを水で洗い流す作業から始めます。

■STEP2:専用クリーナーを塗布する

佐藤さんホイールに付着した茶色い汚れは、ブレーキダストの鉄粉が焼き付いたものなので、専用のクリーナーがオススメです。ソナックス「エクストリーム ホイールクリーナー」(参考価格:1648円)は、アルミ・メッキ・鉄製のホイールの素材を傷めずに鉄粉を除去する成分配合。焼き付いたブレーキダストなどの頑固な汚れを素早く簡単に落としますよ。

佐藤さんよく振ってから、ホイール全体にスプレーします。このとき、なるべくタイヤのゴム部分にかからないよう注意してください。

佐藤さんスプレーしたら3〜5分放置します。化学反応を起こすことでブレーキダストの鉄分を分解する仕組みですが、反応すると紫色に変色するのですぐにわかります。

──すごいですね。3分どころか、スプレーした瞬間から変色しています。

■STEP3:放置&追いクリーナーする

佐藤さんこれは落としがいがありますね(笑)。反応すると洗浄力が弱まるので、追加でスプレーしておきましょう。

■STEP4:ブラシで汚れをかき出す

佐藤さん鉄粉は、ホイールとタイヤの隙間など想像以上に奥まで入り込んでいます。ブラシの形状も色々なタイプがありますが、毛足の長いものがオールマイティ。こだわり派の方は複数を使い分けているので、愛車のホイールデザインに合わせて選んでください。b&yの「やわらかマルチブラシ」(参考価格:987円)は、柔らかさとコシを兼ね備えた化学繊維のハケで、ホイールナットなどの隙間汚れも落とします。ハンドルにウレタンを巻いているため、ボディに当たってもキズが付きにくい万能ブラシですよ。

──スプレーしただけでもドロドロの汚れが浮いていましたが、ブラシで擦ると惚れ惚れするほど汚れが流れ出てきます。

■STEP5:流水で汚れと薬剤を流す

佐藤さんこの薬剤も乾かすのはNG。スプレーをして反応を確認したら、手早くブラッシングして水で流します」

──さっぱりしましたね! あまりゴシゴシとブラッシングしないでも、ゴッソリ汚れが落ちています。

■STEP6:ダメ押しでクリーナーをもう一回

佐藤さん一見キレイに見えますが、改めてスプレーしてブラッシングすると……」

──めちゃくちゃ汚れているじゃないですか! 最新ホイールクリーナー恐るべし。

■STEP7:薬剤をしっかり水で流す

佐藤さん欧州車はブレーキの素材が国産車とは異なるせいか、ダスト汚れが激しくなる傾向があります。なので2回はやった方がいいかもしれません。このクリーナーは強い薬剤なので、しっかり流してあげることが大事。しつこいくらい水をかけて流しましょう。

──このホイールってこんなキレイな地肌だったんですね…。

佐藤さんホイールがキレイだと、“この人はクルマを大事にしているな”とわかります。半年に一回落としてあげるだけでもスッキリしますよ」

スタッドレスタイヤに履き替えるこの季節、さぼり気味だったホイールの汚れをまとめて退治してはいかがでしょうか。

住所:東京都江東区東雲2-7-20
営業時間:9:00~22:00
定休日:不定休

>>想像以上に愛車が輝くプロの技を伝授!

<取材・文/杉山元洋>

杉山元洋|自転車やSuperCubなどの二輪車と大衆酒場を愛する、下町育ちの編集者兼ライター。男性情報誌、ビジネス、生活情報、グルメなど、幅広い分野の雑誌・ウェブ記事制作に携わる。Instagramアカウント:xcub_redbear

 

 

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