【スーツの基礎知識】シャツ×ネクタイの“失敗しない”組み合わせは?

■襟の形とネクタイの結び方の相性

シャツを選ぶ際、色・柄の前に注意しておきたいのが“襟”の形です。あまり気にしていない人もいるかもしれませんが、実は襟の形で着こなしの雰囲気が変わります。そして、それぞれに似合う体型やスーツなどがあります。ここではビジネスシーンで実用的な3型について、その特徴と相性のいいネクタイの結び方を紹介します。

【レギュラー】

もっともスタンダードな襟の形で、どんなスーツにも似合います。ビジネス用シャツの多くがこのレギュラーカラーで、体型やネクタイの結び方も問いません。特にプレーンノットとの相性が抜群で、清潔感のある印象を与えます。大きさは時代によって流行がありますが、形状は普遍的。迷ったらコレ。

 

【ワイド】

襟が100〜120度に大きく開いているのが特徴。英国のウィンザー公爵が好んでいたことから「ウィンザーカラー」とも呼ばれ、相性のいいネクタイの結び方は、そう、結び目の大きなウィンザーノットやセミウィンザーノットです。レギュラーカラー同様に一般的な形のため使いやすく、首がすっきり見える点も◎。オーソドックスながら着こなしに変化と遊び心をプラスできる、近年大人気の襟の形です。

 

【ボタンダウン】

数あるシャツの襟のなかで、もっともカジュアルなのがボタンダウンです。襟の先端をボタンで留める仕様は、英国スポーツのポロから生まれたもの。そのためスポーティな印象を与えることから、スーツに合わせるのはあまりお勧めとは言えません。しかし“ジャケパン”スタイルとの相性はピカイチ。ノータイでもサマになります。ちなみにネクタイをする場合はプレーンノットがお勧めです。

 

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