アウトドアマットは「R値」で選んでる?今シーズン注目は“ミルスペック”

マットレスを選ぶときに悩むことといえば、やはり価格、サイズ、クッション性、断熱性といったところだろう。

クッション性の好みは、正直にいえば個人差が大きい。実際に店頭で試すのがベストではあるが、当然ながら厚いほうがクッション性は高い傾向にある。

また注意したいのが断熱性だ。カタログでは「R値」で表記され、数字が高いほど断熱効果が高い。価格差はこうしたスペックの差が現れている。

ちなみにフォールディング(折りたたみ式)マットのスペックは、膨張式やエアマットには劣る。しかし、空気漏れがない穴、が空いても平気、軽い、耐久性があるなど、アウトドアならでは理由から愛用者は多い。

なにを優先するかによるが、年に数回、日本でのレジャーになら折りたたみ式で十分という考え方もある。また、よりギアにこだわりたい、一度使って病みつきになった、という時点でグレードの高いものを選ぶのもいい。

そして何度かキャンプを経験している人なら、米軍仕様であるミルスペックのサーマレストに惹かれるのは間違いない。耐久性があり、軽量コンパクトなことに魅力を感じないはずはない。

今回、ミリタリー系マットとして発売されたのは以下のモデルになる。

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実際にミリタリーで使用されているスリーピングマットが日本初上陸「プロライト3ミリタリー」 2万5920円/使用サイズ:51×183cm/収納サイズ:28×11cm/
厚さ:2.5cm/重量:650g/R値:2.3

「プロライト4ミリタリー」3万780円/使用サイズ:51×183cm/収納サイズ:28×11cm/厚さ:3.8cm/重量:710g/R値:3.2

カラーはどちらもフォーリッジグリーン、コヨーテの2種類が用意され、ミリタリーの雰囲気十分だ。軽量コンパクトな特徴はそのままに、マットレスから身体がずれないようグリップドットも施している。耐久性も信頼できるミルスペックだ。2モデルの違いは厚さになる。寝心地を気にするなら厚い「プロライト4」を選ぼう。収納時は、どちらもコンパクトになる。MADE IN USA。

 

49120超軽量の3シーズン用マットレス「マーパッドライトミリタリー」 2万5920円/使用サイズ:51×183cm/収納サイズ:28×11cm/重量:650g/厚さ:02.5cm/R値:2.3/カラー:マーパッド/コヨーテ

軽量の材質を用いたコンパクトなパッド。プロライトよりもリーズナブル。丸めて収納できるため、スペースもとらない。カモフラカラーも魅力的。MADE IN USA

 

 

 

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折りたたみ式のリーズナブルなモデル「ミリタリーフラットフォールドマット」 1万800円/使用サイズ:58×181cm/収納サイズ:12×13×58cm/重量:500g/厚さ:0.8cm/R値:1.25/カラー:コヨーテ

こちらもUSアーミー基準をクリアしているマット。シンプルかつ軽量で、ポリエチレン素材のフォームは耐久性も高い。空気の漏れや破れなどを気にすることのないシンプルさは、ベテランからも支持も多い。MADE IN USA

 

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空気自動膨張式でリーズナブル。「アーミースリープパッド ミリタリー」 1万8900円/使用サイズ:51×183cm/収納サイズ:55×11cm/重量:835g/厚さ:2.5cm/R値:2.5/カラー:フォーリッジグリーン

重量はわずかに重くなるが、コンパクトで自動膨張してくれる快適なマットレスだ。MADE IN USA

 

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収納時

収納時

折りたたみ式の枕「コンプレッシブル ピロー ミリタリー」
 価格:3456円、サイズ:30×41cm、収納サイズ:12×30×10cm、重量:198g
 価格:3996円、サイズ:36×46cm、収納サイズ:15×36×11cm、重量:255g
 価格:4860円、サイズ:41×58cm、収納サイズ:16×41×13cm、重量:340g
各コヨーテ、オリーブの2色。MADE IN USA

 

49007最期に、物欲をそそられるMSRのフューエルボトル「燃料ボトルミリタリー」
MSR社のフューエルポンプに接続し、バーナー用に使う燃料ボトル。今ではガスカートリッジ派が多いストーブだが、冬山など気温が低い場所では燃料式のほうが有利。一体成型で耐久性の高いボトルは11oz(4212円)、20oz(4968円)、30oz(5292円)の三種類。使わずとも、並べておく用に欲しくなるデザインだ。MADE IN USA

(文/エンドウヒデカズ)

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