“大人のスニーカー”に英国ウォルシュを選ぶワケ

今季の新作スニーカーは2モデル。ひとつは1981年のNYマラソンに参加するランナーのために開発されたモデルを再現した「ENSIGN」。ホールド感を追求したヒールカップや衝撃吸収性に長けたミッドソール、グリップ力に富んだビブラム社のアウトソールを採用し、ランニングシューズとしての性能も申し分ない1足だ。

レースホールがDリング仕様ゆえ、締め込みしやすく足全体に吸い付くようなフィット感を味わえる。少し長めのノーズがスマート。細身のパンツと相性がよさそうだ。

もうひとつのモデルは、1984年のLAオリンピックで、英国代表チームの公式スニーカーとして採用されたモデルを復刻した「LA84」。これまた雰囲気たっぷり。コンストラクションはENSIGNと大差はないが、やや幅広でボリューム感が特徴。同系色のナイロン×スエードの素材使いが上品さを醸し出す。

どちらのモデルもほどよくクラシカルなデザインが個性であり魅力である。シュータンに縫い込まれた英国国旗と控えめな“MADE IN ENGLAND”の表記にもグッとくる。イヤミなく威張りの利く大人のスニーカーだ。そうそう人とはカブらないだろうから、さりげなく差をつけられるはずだ。

WALSH
ENSIGN(ホワイト・グレー)
各2万1600円
LA84(ネイビー・オリーブ)
各2万5920円
サイズ/UK4.0~8.0(22.5~26.5cm)
素材/ナイロン、スエード
生産国/英国

(文/高橋政喜)

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