気持ち良く消える!「水拭きで消せるマッキー」なら書き間違えても大丈夫【文具のツボ】

■なんで水拭きで消せるの?

なぜ「水拭きで消せるマッキー」では1度書いた文字を消せるのか―。その謎を解くためには、一般的なマーカーと「水拭きで消せるマッキー」に含まれているインクの違いを知る必要があります。

通常のマーカーインクには樹脂製の固着剤が含まれており、この固着剤によって書いた文字を紙に固定することができます。一方、「水拭きで消せるマッキー」のインクは、樹脂製の固着剤の代わりに水糊を使用。水糊は水で拭くとすぐに溶けるという特性があるため、文字を書いたあとでも水を含んだ布巾があれば、簡単に消せるというわけです。

ちなみにこの水糊、水に触れさえしなければ、通常のインクのように書いた文字をそのまま保つことができます。つまり「水拭きで消せるマッキー」は、通常のマッキーと同じ書き味や使用効果を持ちながら、“後から消せる”という特性も持った製品なのです。どんな使い方ができるのか、さっそく使っていきましょう!

 

■おおっ!消えた!

「水拭きで消せるマッキー」で書いた文字が消せるのは、ガラスやプラスチック、ラミネート加工された紙など、表面がツルツルしたもの。紙や布に書いた文字は消せないので注意です。

今回は、タッパーのフタに伝言を書いてみました。伝言を書くときって、メモを書いたりラベルを作ったりと手間がかかりますよね。しかし、「水拭きで消せるマッキー」でタッパーにそのまま書き込めば、ひと手間減らせそう。果たして結果は…?

▲「水拭きで消せるマッキー」で文字を書き込む

▲水を含んだ布巾で表面を拭くと、文字が消せた

▲文字を消し終えた状態

ひと目見た感じでは、文字の面影はありません。今回は伝言を書きましたが、作り置きのおかずを分類する際、食材名を記入するのにも使えそうです。

しかし、1点注意したいのが、表面がツルツルしている場合でも、素材によっては書き込みの跡が残る点。今回の書き込みでも、ほかの角度から見ると文字の跡がうっすら残りました。色が残ったわけではないので、あとからほかのメッセージを書くことはできそうですが、高価だったり人から借りたりしたものには使用しない方が無難です。

 

■伝言用にも使える?

「水拭きで消せるマッキー」の、書いた文字をあとから消せる特性を使えば、身近なものを仕事の伝言板に変えられます。

今回使用したのは、ビニール製のデスクマット。伝言を「水拭きで消せるマッキー」で書き、チェックした後に水拭きで消すようにすれば、デスクマットを即席の伝言板として使えます。

▲伝言を書いても…

▲あとから消せる!

伝言をメモ用紙や付せんで残すこともありますが、デスク上で紛失するリスクがあります。「水拭きで消せるマッキー」を使ってデスクマットに直接書き込めば、「大事なメモが見当たらない!」なんてことにはならないでしょう。インパクトも大きいので、伝言を見逃すこともなさそうです。

 

「水拭きで消せるマッキー」は、「間違えた箇所を消したい」「1度書いたものを消せたらもっと便利なのに」というマッキー愛用者の声に応えて開発された製品だそう。「何度でも書き直せる」というのは、間違えられないというプレッシャーを抱えずに自由な書き込みができるという点で、ほかの油性マーカーにはない魅力と言えます。

今回はタッパーやデスクマットで「水拭きで消せるマッキー」を使用しましたが、ラミネート加工されたPOPに商品情報を書き込む、といった使い方もできそうです。「水拭きで消せるマッキー」の販売価格は、1本あたり194円。8色セットでの購入も可能です。

>> ゼブラ「水拭きで消せるマッキー」

 


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(取材・文/神戸紅実子

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かんべくみこ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。

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