■エアコンに空気清浄機能を搭載!
安蔵:パナソニックは最新モデルのエアコン「Eolia(エオリア) WX/Xシリーズ」に空気清浄機能を搭載しました。
▲パナソニックが2017年10月下旬から順次発売するルームエアコン「エオリア WX/Xシリーズ」
奈津子:消費者全体にとって、エアコンそのものの清潔性に対する関心が高まっているそうですね。
安蔵:空気清浄機能というと東芝の「大清快」やダイキン工業の「うるさら7」が電気集じん方式を採用していますが、パナソニックは一般的な空気清浄機と同じフィルター集じん方式を採用しています。
奈津子:熱交換器の上に空気清浄機のフィルターがあると省エネ性能が落ちてしまうので、電源オン時のパワフル運転が必要なときはフィルターを収納し、安定運転に移るとフィルターを出して集じんする可動式フィルターを採用しました。これは画期的ですね。
▲センサーが空気の汚れを検知すると……
▲前面に収納していたフィルターが上部まで動いて空気清浄を開始する
安蔵:多くのエアコンが数年前からオプションでWi-Fiに対応しているのですが、このエオリアシリーズはアイリスオーヤマに続いてWi-Fiを内蔵しました。これもうれしいポイントです。
奈津子:スマホで外出先から遠隔操作できるだけでなく、空気の清浄度合いの推移が見えるというのも魅力です。ロボット掃除機と同様に「見える化」されたのはうれしいですね。
▲スマホアプリを使うと、空気の清浄度合いの推移を時系列で確認できる
安蔵:三菱電機の「霧ヶ峰 FZシリーズ」はAI(人工知能)で少し先の体感温度を予測する「ムーブアイmirA.I.(ミライ)」を搭載しました。部屋にいる人の体感温度を計測して吹き分けるというのはパナソニックもやっていますが、予測運転というのは新しいですね。
▲三菱電機の「霧ヶ峰 FZシリーズ」(写真左)と「霧ヶ峰 Zシリーズ」(写真右)
奈津子:部屋にいる人の体感温度と、室温や日射だけでなく、住まいによって異なる住宅性能を分析して予測するというのが衝撃を受けました。
▲「ムーブアイmirA.I.」がセンシングしているところ
安蔵:昔の木造住宅と最近の鉄骨造や鉄筋コンクリート住宅では気密性や断熱性能が違いますから、「住宅性能」が大きなカギを握るんですよね。三菱電機がこれまでに蓄積したビッグデータがここに生きてくるわけです。
































