ロボットからスマートスピーカーまで!最新家電レポ5選

■各社からスマートスピーカーが続々と登場

安蔵:10月5日にはGoogleが「Google Home」を発表し、LINEも先行販売していた「Clova WAVE」の正式版を発表しました。ソニーも26日にGoogleアシスタント搭載のスマートスピーカー「LF-S50G」を発表しましたね。我々はGoogle HomeとClova WAVEの発表会には行っていませんが、私はClova WAVEは先行予約版を、Google Homeも発売日に購入しました。奈津子さんは試しましたか?

▲ソニーが2017年10月26日に発表したGoogleアシスタント搭載のスマートスピーカー「LF-S50G」。12月9日発売で、予想実勢価格は2万5000円前後

奈津子:私は持ってはいませんが、どちらも試しました。どちらも音声認識機能は想像以上によかったですが、たまにテレビの音声などに反応してしまうのは今後改善してほしいなと思います。

安蔵:Clova WAVEの場合、「クローバ」の1ワードで呼び出すので、「Hey, Siri」や「OK, Google」などの2ワードで呼び出すものより誤動作してしまう印象はありました。夜中に急に「何かを学ぶときのあなたの目は、生き生きしてていいと思います」とか話しかけられるのにはビックリしました。呼んでないんですけどね(笑)。

奈津子:それは怖いですね……。Clova WAVEは黒い筐体がスタイリッシュですけど、大きさの割に音質が今ひとつかなと思うのと、ニュースの読み上げがまだカタコトな感じです。不思議とカタコトだと愛着もわく感じではあるものの、Google Homeのスムーズなニュース読み上げと比較してしまうと、どうしても不便さを感じます。ただ、翌日の天気予報を聴いたりするぶんには◎ですね。

安蔵:かなりチェックしてますね。Clova WAVEは赤外線でテレビをコントロールする機能があるので、「Clova、テレビを付けて・消して」といって朝の目覚ましに使っているテレビを消せるのが便利です。Google Homeはどうですか?

▲Googleが2017年10月6日に販売を開始した「Google Home」(実勢価格1万4000円)と、LINEが10月5日に販売を開始した「Clova WAVE」(2018年1月31日まで「LINE MUSIC」12カ月聴き放題付きで1万2800円)

奈津子:Google Homeでは、私のWikipedia情報をバッチリと教えてくれて、「情報を引き出してくれるな~」って思いました(笑)。フィリップスのスマート照明「Philips Hue」と連携させると、「OK, Google ただいま」というだけで照明のオン・オフや光量の調節をしてくれるので、近未来感がすごいですよ。ニュースがNHKラジオな点も聞き取りやすくて◎です。

安蔵:私はまだ「OK, Google ラジコでJ-WAVEをかけて」とか話しかけてラジオを聴くくらいです。あとはタイマー機能ですかね。

奈津子:タイマー機能と目覚まし機能は便利ですね。調理中に汚れた手で触れなくても「5分後にセット」などと伝えればお知らせしてくれるし、朝起きるときにも便利です。

▲「ソニーの『LF-S50G』はGoogle Homeに比べて高音質なだけでなく、スピーカーを上下に配置して拡散させることで、360度どこからでも音楽を楽しめるのが魅力です」

安蔵:ソニーのLF-S50Gは3色展開していますし、「360度スピーカー」としても魅力的です。

奈津子:オーディオメーカーである強みを最大限に生かして音質にこだわったとのことでした。本体の上で指先を回すだけで音量を調節できるなどのジェスチャーコントロールが可能ですし、防滴仕様になっているので、キッチンなどで手が濡れていても使えるのが魅力的に感じました。

安蔵:カバーも取り外して洗えるので、メンテナンスもしやすいです。

奈津子:本体の底面がメタリックデザインになっていて家具の素材を映すので、インテリアになじみやすい点もいいですね。

安蔵:現状ではどのスマートスピーカーもまだできることは少なくて、「分かりません」などと言われてしまうことが多いのですが、今後の発展性には大いに期待できますよね。

奈津子:確かに、無限の可能性を秘めてはいるものの、まだまだ未知の存在で、これからのアイテムという感じです。個人的には今後の機能追加やバージョンアップに期待しています。

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