“こいつ、動くぞ!” 動画で振り返るホビーショー【第57回静岡ホビーショーレポート】

■地面の形状に合わせて這って歩くムカデ型ロボット

タミヤ
「ムカデロボット工作セット」(3456円)

大阪大学の大須賀教授が率いるチームが作ったもの(全長1230mm)を、タミヤが「楽しい工作シリーズ」のホビーアイテムとして全長400mmで商品化しました。中央部のギヤボックスにモーターと電源を内蔵。パワーを各ユニットに伝え、柔らかい素材でできた脚(歩肢)を回しながら進みます。

▲元となった全長1230mmのムカデロボット

連結するユニットの数などはユーザー自由にカスタマイズでき、動きの変化を楽しめるのです。ちなみにミニ四駆用の高速モーターに入れ替えると、スピードがアップするとかしないとか…。7月発売予定です。

脚の動きが実にリアル! 見ているだけで背筋がゾクッとします。組み立てはネジ止めとはめ込みのみ。電源は単4形電池2本(別売り)。

 

■スピンさせるのが楽しいアクションバギー

童友社
「クレイジーサイクロン」3218円 6月発売予定
「トルネードモンスター」1万584円 7月発売予定

▲「クレイジーサイクロン」

童友社が発表した2モデルはダイナミックな走りが特徴です。走行中に急旋回させると車体が横向きになりながらダイナミックにスピン! クルクルと回った後は再び走り続けます。また、壁に衝突した際にそのまま前進させ続けると車体が反転。上下がひっくり返り、そのまま走行させられるのです。

▲「トルネードモンスター」

障害物に接触して転倒しても操縦次第で起き上がるので、起こしにいく必要はありません! コンパクトなのが「クレイジーサイクロン」(4輪)、存在感たっぷりの大型サイズが「トルネードモンスター」(3輪)。

単体で走るのはもちろん、複数台で衝突させ合いながらワチャワチャ遊ぶのも楽しい! ちなみにトルネードモンスターは操作次第ではジャンプさせることもできるそうです。「クレイジーサイクロン」は単4形アルカリ乾電池4本、トルネードモンスターは内蔵の充電式バッテリー(9.6V ニッカドバッテリー)で動きます。

 

■昨年話題になった3輪ラジコンバイクが完成品で登場

タミヤ
「1/8 電動RCトリプルホイールシリーズ スターユニット トリプルホイール ダンシングライダー(完成モデル)」(2万3544円)

タミヤ「ダンシングライダー」に完成品がラインナップします。この3輪バイクは、コーナリングの際には車体をクネクネとひねらせるように曲がるのが特徴。サーボの働きと連動するサポートアームを搭載し、転倒時には送信機のステアリング操作で起き上がります。昨年末から発売されている組み立てキットとは異なり、デリバリースクーターをモチーフにしたポリカーボネイト製ボディはシルバーで塗装済み。シャーシも組み立て済みなので、電池を入れるだけですぐに遊べます。7月発売予定。

操縦席に座るドライバーの人形も塗装されています。ちなみにコミカルなボディは、タミヤニュースなどの挿絵を手掛けるイラストレーター・有野 篤氏が監修したもの。全長約260mm。電源には走行用タミヤ製単3形電池4本もしくはタミヤLF-1100 6.6Vレーシングパックを使用。

■パワフルになって帰ってきた!段差を乗り越えるRC建機

京商
「1/50 完全完成テーブルトップ IRC 建設機械 油圧ショベル コマツ PC1250-8(HG)」(2万4840円)

実車両のような仕上がりと多彩なアクションを併せ持つ京商の「IRC油圧ショベル」の新作は、クラッチの性能を強化。約30gまで持ち上げられるようになりました。これにより小さなブロックや消しゴムなどをバケットで軽々と“運搬”できるのはもちろん、段差を乗り越えられるんです。操作方法は段差に履帯を乗せた後、上部を反転させてバケットで車体をひと押し! 力強く段差をよじ登る姿を見ていると、操作したくてウズウズしてきます。

メタル製のボディは、手に持った時のズッシリ感がすごい! ブームの左右両面にあしらわれているのは、輸出仕様の “KOMATSU” のゴロ。JIS方式の操作パターンを採用した専用送信機で動かす仕組みで、すべての稼働部を実車同様に動かせます。電源には単4形アルカリ電池4本を使用。

【次ページ】戦車やドローンも“胸熱”な動きを披露!

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