クラウン&カローラだけじゃない!40年以上続く老舗モデル【トヨタ/日産編】

■トヨタ ランドクルーザー(1954年~)

▲トヨタジープBJ型

トヨタがジープに対抗する軍用車両の試作車「トヨタジープBJ型」を完成させたのは1951年。そして1953年には量産が始まります。しかしジープという名称がウィリス・オーバーランド社がもつ商標に抵触することから、1954年にランドクルーザーと改名されました。

▲20系ランドクルーザー

’55年には20系ランドクルーザーにモデルチェンジ。そして’60年には40系にモデルチェンジします。40系は’84年まで24年に渡り製造されました。

▲70系ランドクルーザー

そして1984年には70系にモデルチェンジ。日本では2004年まで販売されました。日本での販売終了後も海外では販売を継続。そして2014年、ランクル70の30周年記念として限定発売されます。一度発売が終了したモデルが10年以上経ってから再発売になるのは異例で、マニアが殺到。復刻版ランクル70の中古車は現在でも高値で取引されています。

▲80系ランドクルーザー

ランクルにはもうひとつ、ワゴン系統があります。40系のロングホイールベース版であるFJ45が1967年に50系にスイッチ。そして’80年には本格的なワゴン版として60系が誕生します。ワゴン版はその後、80系(1989年)、100系(1998年)、現行型の200系(2007年)へと進化。代を重ねるごとにプレミアム性が増しています。また、ライト系と呼ばれるランドクルーザープラドは1990年から続いています。

▲現行型(200系)ランドクルーザー

ランドクルーザー最大の性能は、どんな道、どんな環境でも走破できる走破性と絶大なる信頼性。これがあるからこそ、世界の過酷な環境で選ばれるモデルとなっているのです。先日、某誌でハイラックスのチーフエンジニアがこんなことを言っていました。

「炭鉱で働く人たちをちゃんと炭鉱まで送り届けるのがハイラックスの役目。そして炭鉱内部というもっとも過酷な環境で働くのがランクル70の役目である」

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