フィールドで趣味を満喫できる!タフで使える「遊べるクルマ」7選【2019上半期ベストバイ】

■SUVは趣味の世界を広げてくれる

「ここ数年、趣味の世界を満喫するためにクルマを選ぶという人が増えています」と
語るのは、モータージャーナリストの岡崎五朗さん。そうしたモノ選びの視点が、今のSUV人気の一因になっているという。

「SUVはスポーツ・ユーティリティ・ヴィークルの略であり、“スポーツを楽しむための使い勝手に優れたクルマ” といい換えることもできます。その “スポーツ”  という部分は、かつてはスキーなどのウインタースポーツや、ダイビングを始めとするマリンスポーツを指していましたが、今ではキャンプはもちろんのこと、自転車やフィッシング、ガーデニングなど、多彩な趣味の世界もカバーしています。

つまり現代のSUVは、HUV=ホビー・ユーティリティ・ヴィークルであり、充実したライフスタイルに欠かせない存在になっているのです」(岡崎さん)

最新のSUVは走行性能が進化し、デザインも洗練されたモデルが増えている。どんな点が選びの決め手になるだろう?

「趣味を楽しむためには、荷室の広さや使い勝手はチェックしておきたいですね。走りや快適性は、今やどのモデルを選んでも間違いありません」(岡崎さん)

1. TNGAによる走りの良さと広い室内空間を兼備した

トヨタ
「RAV4」(260万8200円~)

3年のブランクを経て日本に復活。SUVらしく力強いエクステリアに、クラストップの容量を確保したラゲッジスペースと、大人4名が快適に移動できる室内空間を内包する。パワーユニットは2リットル直噴ガソリンエンジンと2.5リットルハイブリッドで、先進の4WDを組み合わせる。

▲ノーマル仕様に加え、オフロードイメージを強めたグレード「アドベンチャー」も設定。押し出しの強い専用のフロントグリル&フロントバンパーや、19インチの大径タイヤ&ホイールなどを装備する

▲インパネ中央上部に、カーナビやオーディオ類をビルトインするためのスペースを用意。視認性を高めるとともに、その下にエアコンなどの操作パネルを集約し、シンプルさと良好な操作性を両立した

▲ラゲッジスペースは、リアシートに乗員が座った状態でも580リットルと大容量。もちろん、6:4分割可倒式のリアシートを倒せば、積載する荷物の形や大きさに合わせ、スペースを自由にアレンジできる

▲すべてのシートに快適な素材や座面形状を採り入れ、ロングドライブでも疲れにくいよう配慮。後席は、先代モデルより延長されたホイールベースなどにより、十分な足下スペースを確保している

【プロが教える買いのポイント】

「新型は、クルマづくりの構造改革 “TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)”に基づき開発。その恩恵は走り出した瞬間に感じられ、とにかく走行フィールが上質。長距離でも疲れにくいですね」(岡崎さん)

 

2. プロも認める卓越した走りが自慢

スズキ
「ジムニー」(145万8000円~)

強固なラダーフレームと、新開発 “ブレーキLSDトラクションコントロール”の採用で、定評ある悪路走破力が一段と向上。さらに、優れた静粛性や舗装路での快適な走りを実現し、毎日乗れる存在へ進化した。

【プロが教える買いのポイント】

「伝統のラダーフレームや、副変速機付きパートタイム4WDなど、本格メカを採用。その結果、林業の世界など、その道のプロから高い評価を得ています。そうしたプロお墨つきの機能性の高さが、ジムニー最大の魅力です」(岡崎さん)

 

3. キャンプ場が似合う“SUVミニバン”

三菱
「デリカD:5(ディーゼル仕様)」(384万2640円~)

ミニバンとSUVの特性を融合した唯一無二の存在。 185mmという最低地上高や、凝った4WDシステムなどで、悪路も難なく走破する。新開発のディーゼルターボ+8速ATで、走りの上質さも大幅に向上。

【プロが教える買いのポイント】

「世界で最もキャンプ場が似合うミニバン。従来型も悪路走破力の高さには定評がありましたが、新型は新たなパワートレーンの採用で、舗装路での走行性能も大幅アップ。ロングドライブがとても快適になりました」(岡崎さん)

 

4. 並みのSUVを相手にしない走破力

ボルボ
「V60 クロスカントリー」(549万円~)

ステーションワゴンとSUVの魅力を兼備したクロスオーバーカー。全高は、機械式の立体駐車場にも入庫可能な1505mmに抑えながら、並みのSUVを凌駕する、210mmという最低地上高を確保した。

【プロが教える買いのポイント】

「近年ボルボは、北欧流のオシャレな内外装デザインが話題となっていますが、このモデルは210mmという最低地上高に注目。キャンプ場周辺のラフロードや、雪深いスキー場周辺などで、その威力を実感できるはずです」(岡崎さん)

 

5. ボートを始めとするトレーラーの牽引に対応

マツダ
「CX-8」(289万4400円~)

3列シートを備えたSUV。3列目と2列目席を倒せば、2台の自転車を積めるフラットな荷室が出現。定評ある2.2リットルディーゼルターボのほか、2.5リットルターボと2.5リットル自然吸気という2種のガソリンエンジンも設定。

【プロが教える買いのポイント】

「最大7名が乗れる広い室内を確保しながら、スタイリッシュなルックスを実現した点は見事。十分な荷室容量に加え、ディーゼル仕様は総重量750kg以下のトレーラーも牽引でき、趣味の世界をより広げてくれます」(岡崎さん)

 

6. 安全で快適な移動を実現する真面目なクルマ

スバル
「フォレスター」(280万8000円~)

新プラットフォームの採用で、高い衝突安全性能と上質な走りを実現。そこに、水平対向エンジンを軸とし、左右対称のドライブトレーンで構成した “シンメトリカルAWD” を備え、優れた走破力も継承した。

【プロが教える買いのポイント】

「新型は荷物の積み下ろしに配慮し、荷室開口部の幅を130mm拡大。また、運転席からの前方、左右、後方の視界の良さは、運転しやすいだけでなく、安全性向上にも寄与します。そうした真面目なモノづくりこそスバル車の魅力ですね」(岡崎さん)

 

7. ドロで汚れたギアも気兼ねなく積める

トヨタ
「ハイラックス」(332万1000円~)

日本車としては貴重なピックアップトラックで、日本仕様は後席を備えたダブルキャブ仕様となる。2.4リットルのディーゼルターボエンジンとパートタイム4WDとの組み合わせで、悪路や雪道も難なく走破する。

【プロが教える買いのポイント】

「トラックなので荷室は“外”になりますが、その分、汚れた自転車や、濡れたウエットスーツなども気兼ねなく積み込めます。後席には大人が座れるスペースが確保されているので、家族や仲間とのレジャーにも使えます」(岡崎さん)

 

>> 【特集】2019上半期ベストバイ

本記事の内容はGoodsPress8月号56-57ページに掲載されています

 


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(構成・文・写真/アップ・ヴィレッジ)

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