ドラレコ導入前に知っておきたい基礎知識【ドラレコ完全攻略①】

■知っ得ドラレコQ&A

Q1:映像だけでなく音声も録れる?

A:本体内蔵のマイクで、室内の音声も記録できる(初期設定で切ることも可能)。衝突したときの衝撃音だけでなく、急ブレーキ時のスキール音や車内の会話なども確認でき、映像と組み合わせることによって証拠としての能力が高まる。

Q2:microSDカードは定期的にフォーマットが必要?

A:ドラレコは常時データを書き換えているためmicroSDカードの負担が大きく、記録エラートラブルは少なくないが、定期的にフォーマットすることでトラブルの発生率は下げられる。ただし一部機種ではフォーマット作業は不要としている。

Q3:取り付けは自分でもできる?

A:一般的なワンボディ型であれば本体を両面テープでフロントガラスに貼り付け、シガーソケットに電源プラグを差し込むだけでOK。ただしサブカメラ付きは、リヤウインドウまでの配線取り回しにやや手間がかかる。

Q4:設置する場所は決まっている?

A:フロントウインドウ全体のうち、上部から20%以内に収まる場所でないと違反になる。視界を妨げると安全性を損い、ワイパーの可動範囲内に収めないと雨や雪の際に確実な映像記録が行えないので、位置は慎重に決めよう。

Q5:ドラレコの映像は自動車保険でも役に立つ?

A:近ごろはドラレコの普及により、事故の際に保険会社や警察から映像の提供を依頼されるケースが増えているという。事実関係がはっきりするため、示談交渉などがスムーズに進む。当事者同士で意見が食い違う場合には強力な証拠となる。

Q6:事故に遭うと録画は停止してしまう?

A:大きな事故であれば電源が遮断されてしまうこともある。多くのモデルではそんなときでも映像の記録漏れが起きないようにバッテリーやキャパシタ(蓄電装置)を搭載し、事故の瞬間や事故後までを捉えられるように対策が施されている。

Q7:カーナビと連動するドラレコはある?

A:ほとんどのAV一体型カーナビはオプションに専用のドラレコを用意。記録映像の再生や各種の設定をナビのタッチパネルで行えたりと、使い勝手がいい。カーナビにドラレコの機能を内蔵した機種もある。

▼カーナビ連動ドラレコ

パナソニック
「CA-DR02SD」(実勢価格:2万5000円前後)

パナソニックのAV一体型ナビ・ストラーダと連携する専用モデル。200万画素センサーによりフルHD画質の録画が可能で、昼夜を問わず鮮明な映像を記録する。振動を検知して自動的に作動する駐車録画機能も搭載している。

ケンウッド
「DRV-MN940」(実勢価格:5万円前後)

▲フロントカメラ

ケンウッドのAV一体型ナビ・彩速ナビシリーズと連携するセパレート型。スリムサイズボディにコンパクトなフロントカメラとリヤカメラをパッケージ。車両前後の状況をフルHD画質で記録でき、偏光フィルターやHDR機能によって鮮明な映像を実現。衝撃を検知して作動する駐車録画機能も持つ。

▲メインユニット

▲リアカメラ

 

>> 特集:ドラレコ完全攻略

本記事の内容はCarGoodsPress89号16-17,29ページに掲載されています

事故の多い夜間に威力を発揮するドラレコが心強い!

夜間でも鮮明に録画可能!2カメラで危険運転対策を

いざ、という時に備えてバックカメラも付いたミラー型ドラレコの導入を


(レポート/浜先秀彰 CGP編集部 撮影/澤田和久)

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