ブランドの技術力と個性が生きる最新機械式ダイバーズ5選

1. 海のF1の世界観をイメージ

なんだか日本のブランドかと思ってしまいそうですが、1884年にスイスで誕生したエドックス。実は古代ギリシア語で時間を意味する言葉なんだとか。1961年にはねじ込み式を採用せず200m防水を実現した、防水性能については歴史も実力もあるブランドです。そんなエドックスの最新モデルは、“海のF1”とも言われるパワーボートの世界観を表現した「クロノオフショア1 クロノグラフ オートマチック」。飽和潜水500mというハイスペックな1本です。

>> オーバースペック感がドヤりポイント!飽和潜水500mの本格ダイバーズ

 

2. 慣れれば直感的に時刻が読める

創業者であるアブラハム・ファーブルが、スイス北西部の町、ル・ロックルで時計職人として働き始めてからすでに300年以上が経つという歴史あるブランド、ファーブル・ルーバ。高度と気圧を測定できる気圧計を搭載した世界初の機械式腕時計を開発するなど、技術力の高さには定評があります。もちろんダイバーズウォッチも数多く手掛けていて、最新となるのは、このブランドらしい一風変わった仕掛けを持つ「RADER HARPOON 42(レイダー・ハープーン42)」です。針が分針しかなく、時針の代わりのアワーリング、秒針の代わりの秒ディスクが回転するという構造に。もちろん防水機能も30気圧/300m防水と抜かりなしです。

>> 1本の針だけで時間を表現する最新鋭ダイバーズウォッチ

 

3. 深海でも瞬時に時間を読み取れる

▲「SBDX033」

“ツナ缶”や“モンスター”など異名が付けられるほど有名なダイバーズウォッチを持つセイコー。世界が認める高い技術力や品質に対するこだわりは最新ラインナップにもしっかり生きています。スポーツウオッチシリーズとなるプロスペックスの最新ダイバーズとなる“The Black Series”のテーマはナイトダイビング。水深300mでは水に吸収されやすい赤い光は見えづらくなることをアイデアに、秒針にあえて赤を使い、水中で最も重要となる分針やインデックスを際立たせ、瞬時に時間を読めるようにしています。同シリーズの中でも最高スペックとなる「SBDX033」は、飽和潜水防水300mを誇ります。

>> ナイトダイバーの世界観を表現したプロスペックス最高峰モデル

 

4. どんな環境下でも正確な時間を示す

19世紀後半、それまで適当な時間で運行されていたアメリカの鉄道に、初めて正確な時刻での運行をもたらしたウェブ・C.ボール。彼が創業したのがボールウォッチです。以来、その正確な時刻を表示させる技術力は腕時計のさまざまな部分に活かされ、驚くほど明るい夜光システム“マイクロ・ガスライト”や機械式ムーブメントを磁場の影響から保護する“エープルーフ耐磁システム”、衝撃によるずれから守る“耐震システム”などを生み出しています。それらは最新のダイバーズウォッチとなる「Skindiver Heritage」にも息づいており、シンプルなデザインながらも防水性や耐衝撃性、視認性の高い1本になっています。

>> オールドスタイルと最新テクノロジーが融合したボール ウォッチ新作ダイバーズ

 

5. 日本語の曜日表記が不思議と新鮮

1950年創業のオリエント時計。国産時計ブランドとしてさまざまなモデルを作り続けています。1965年に誕生した「ウィークリーオートオリエントキングダイバー」は、オリエント初のインナー回転式ベゼルを備え、1960年代のスイス製ダイバーズのようなふたつのリュウズと絞ったベゼルを持つ防水時計でした。そしてなんといっても最大の特徴は、製品名に“ウィークリー”とあるように、日本語表記の曜日表示があること。この日本ブランドらしさを持つブランドのヘリテージモデル「キングダイバー」が70周年を記念して復刻されます。もちろん曜日表示はそのままに、アロー針やバーインデックス、回転リング用の独立したリュウズなど、初代モデルを忠実に再現しています。

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(文/&GP編集部)

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