完成後の合体や変形をとことん満喫できる!2020年発売の最新ガンプラ5選

1. 手のひらサイズで4ユニットの合体・分離を実現!

BANDAI SPIRITS
「RG 1/144 フォースインパルスガンダム」(3300円)

TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する主役機が題材。完成サイズが全高約12.5cmという手のひらサイズでありながら、劇中同様に、コアスプレンダー(コクピット部)、チェストフライヤー(上半身)、レッグフライヤー(下半身)、フォースシルエット(背部ユニット)の合体・分離・変形が可能だ。高エネルギービームライフルやフォールディングレイザー対装甲ナイフといった武器パーツを網羅。劇中で見せたさまざまなシーンを再現可能だ。

劇中で特に印象的なのはPHASE-34(第34話)。破損したユニットを交換することで戦いを継続できる合体・分離機構の利点を生かし、キラ・ヤマトのフリーダムガンダムを追い詰めた。搭乗者シン・アスカがユニット交換を要求した「メイリン! チェストフライヤー! フォースシルエット!」などのセリフを思い浮かべつつ、合体や分離をさせると感情が高ぶる。なお、コアスプレンダーにはランディングギアのパーツが付属。取り付けることで、駐機しているような状態でディスプレイできる。

▲RGシリーズならではの機体考証に基づく航空機のようなディテールも、ガンプラならではの見どころ!

 

2. MA形態のディスプレイがバッチリ決まる!

BANDAI SPIRITS
「MG 1/100 ガンダムキュリオス」(5500円)

題材になっているのは、TVアニメ『機動戦士ガンダムOO』(ダブルオー)に登場するガンダムマイスター、アレルヤ・ハプティズムの搭乗機「ガンダムキュリオス」。MSとMA(モビルアーマー)の両形態を、完全変形機構で再現できる。MA形態時にはショルダーアーマーと機首がしっかりとロックされ、カッコいい飛行フォルムが崩れにくい。なお、上下のスイング機構&左右のロール機構を備える胸部は可動域が広く、ポージングも思いのままだ。

劇中で印象的なのは、ファーストシーズン第10話。人類革新連盟の罠に陥って鹵獲された後、アレルヤの中に眠るハレルヤの覚醒とともに「ガンダムキュリオス」が“本気モード”に! 機体を奪われる大ピンチを切り抜ける。そんな印象的なシーンも、このキットなら再現可能。変形途中の状態に糸やひもを巻き付けると、それっぽく見えるはず(!?)。ちなみに、その際に披露したGNシールドの各種ギミックの再現度もバッチリ。なお、別売りの「MG 1/100 ガンダムデュナメス」をMA形態の上に乗せれば、ファーストシーズンの第15話で見せた空中からの迎撃シーンを再現できる。

▲アレルヤが人体実験と訓練を受けた超人機関技術研究所への攻撃シーンが印象的なGNハンドミサイルユニットをはじめ、各種武器パーツが付いている

 

3. ウイングバインダーを広げる“ネオバード形態”に惚れ惚れ

BANDAI SPIRITS
「MG 1/100 ウイングガンダムゼロEW Ver.Ka」(6050円)

OVA『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』に登場する主役機キット。TVアニメ『新機動戦記ガンダムW』のウイングガンダムゼロとは異なる脚部の長いプロポーションや天使のようなウイングバインダーを、メカニックデザイナー・カトキハジメ氏監修のもとで立体化した。物語のクライマックスでマリーメイア軍の司令部を壊滅させる、ツインバスターライフルの武器パーツが付属。前腕に備えるジョイント部により、満身創痍の機体で魅せた力強い砲撃姿勢を保持できる。

▲大気圏外モード

▲大気圏内モード

まるで鳥のような白いウイングバインダーを大きく広げる、ネオバード形態への変形が可能。主翼を畳んだ大気圏外モードと、主翼を展開した大気圏内モードがあり、それぞれのディスプレイを楽しめる。なお、本機体のネオバード形態はOVAには出てこない、漫画『新機動戦記ガンダム W Endless Waltz 敗者たちの栄光』などのオリジナル設定だ。ちなみに、変形ギミックが備わる脚部は、ひざ関節の可動域が広く設計されており、MS形態時のポージングも思いのまま。

▲ニュアンスを付けられるウイングバインダーの裏側には、折り畳みギミックを備えるツインバスターライフルを収納可能

 

4. 4つのガンプラを変形&合体できるデラックスセット!

BANDAI SPIRITS
「HGBD:R 1/144 リライジングガンダム」(8250円)

YouTubeやガンダムチャンネルなどのWebサイトで配信された、ガンダムの最新シリーズ『ガンダムビルドダイバーズ Re:RISE』。同作2nd Seasonのクライマックスで活躍したのが“4体合体メカ”のリライジングガンダムだ。このガンプラは、リライジングガンダムを再現できるデラックスセットで、エネルギーを収束させて超極太のビームを放つ必殺技「グランドクロスキャノン」の砲撃シーンをモチーフにした、グランドクロスカラーが特徴だ。人工生命体アルスの衛星砲を破壊した胸アツなシーンを思い浮かべながら、ディスプレイを楽しもう。

リライジングガンダムは、ユーラヴェンガンダム、ガンダムイージスナイト、エクスヴァルキランダー、ウォドムポッドの4体がドッキングした状態。パーツの差し替えなどによって、劇中で見せる複雑な合体を再現できる。劇中さながらに「コアチェンジ! リライジング、ゴー!」と(心の中で)つぶやきながら合体させると、テンションが上がること必至! なお、コア・ファイターやウラヌスアーマーといった飛行形態への変形も可能だ。もちろん、4体それぞれアクションギミックやディスプレイも楽しめる。

▲宙に浮かせた状態で飾れる専用ディスプレイが付属。キットの成形色にちなんだ、クリアイエローカラー仕様だ

5. 2パターンの発光演出とともにスムーズな “変身” 機構が新鮮!

BANDAI SPIRITS
「MGEX  1/100 ユニコーンガンダム Ver.Ka」(2万5300円)

ガンプラ40周年を記念して誕生した新ブランド「MGEX」(マスターグレードエクストラ)の第1弾。OVA『機動戦士ガンダムUC』の主役機ユニコーンガンダムを再現した同キットは「極限の発光機構」がコンセプト。

フレキシブルLEDシートを内部に組み込むことで、劇中で見せる2色の発光パターンを完全に再現した。NT-D(ニュータイプ・デストロイヤー・システム)の発動によってMSクシャトリヤを圧倒した初陣時の赤い輝きや、宇宙へと飛翔する際に魅せた緑の覚醒色など、劇中の印象的なシーンが甦る。

▲ユニコーンモード

▲デストロイモード

装甲をスライドしたり特定の部位を引き出したりすることで、一角獣のようなユニコーンモードからデストロイモードに “変身” できる。なお、これまでにも “変身”ギミックを再現したユニコーンガンダムのキットがリリースされているが、今回は各部の形状やパーツの分割などを一新。サイコフレームの露出度が増えたほか、新設計の機構によって形態の移行もスムーズになっている。これらの変更点を、過去のキットと見比べてみるのも一興だ。

▲ユニコーンガンダムが格納されていたMSケージをキットで再現。カーディアス・ビストやバナージ・リンクスのフィギュアも同梱するなど豪華セット仕様だ

 

*  *  *

ここで紹介したアイテム以外にも、最新のガンプラには可変キットが登場。「HGUC 1/144 バウンド・ドッグ」のようなガンダムファン垂涎の新製品もそろっている。まずはWebサイトでラインナップをチェックしてみるといいだろう。自宅で過ごす時間が長くなりそうな今年の年末年始は、完成後の楽しみがグッと広がる可変キットを満喫してみては!?

(C)創通・サンライズ

>> [特集]2020年注目ジャンル総まとめ

<文/ナゴヤリュータ>

 

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