カーナビの自力取り付け!難関はやはり内張り外し!【クルマDIYの強化書】

■さまざまな車種に装着可能

パナソニック
「ストラーダ CN-F1X10BLD」(実勢価格:21万円前後)

パナソニックのAV一体型ナビ・ストラーダの最上級モデル。標準的な2DINサイズボディながらフローティングスタイルのDYNABIGスイングディスプレイにより10型大画面を実現している。430車種以上に装着が可能だ。

 

■難関の内張り外しは専用工具を使ってクリアしよう!

 

【取り付け手順】
難易度:★★★★☆
作業時間:約180分

取り付けを行ったのは2016年式ヴィッツ

 

<手順1> 配線を通すためにAピラーのカバーを外す

▲内張りはがしで隙間を空け、手前に引く

 

<手順2>フィルムアンテナをピラーの横に貼る。位置は説明書に従う

 

<手順3>アンテナ配線をフィルムに貼る

 

<手順4>フィルムアンテナは天井側にも貼る

 

<手順5>フロントガラスにも配線を貼る

 

<手順6>GPSアンテナをダッシュボード上に設置する

 

<手順7>2本のアンテナ配線を束ねてケーブルクリップで固定

 

<手順8>ピラーカバーを戻す

 

<手順9>インパネまわりのパネル類を外す

▲このクルマの場合、ネジ留めはなく、手前に引くだけで簡単に外れる

 

<手順10>カーナビ周辺のパネルを手前に引いて外す。スイッチ付きの場合はロック部を押さえて裏のコネクターを取り外す

 

<手順11>カーナビ固定金具を取り外す

 

<手順12>オーディオレス車用の化粧パネルをドライバーを使って取り外す

 

<手順13>ハンズフリー通話用のマイクをステアリングコラム上に設置。ピラーやサンバイザーに固定をしてもいい

 

<手順14>カーナビ配線と別売りの車種別配線を接続する

▲同じ色同士をつなぐだけ。ギボシ加工されているので工具も不要だ

 

※注意※ 車種によっては別売りのケーブルを使ってアンテナの形状を変換する必要がある

 

<手順15>車種別配線と車両配線のコネクターを接続

 

<手順16>車速配線、バックギヤ配線などを車種別配線と接続

 

<手順17>バックカメラを装着している場合はバックカメラ用配線を接続

▲写真のようなRCA形状は抜けやすいため、ビニールテープなどを巻きつけるといい。純正バックカメラと接続する場合には市販の変換ケーブルが必要だ

 

<手順18>フィルムアンテナやGPSアンテナの配線をインパネまで取り回す。部分的にケーブルクリップで固定する

 

<手順19>カーナビ本体に純正の固定用金具を付属のネジを使って取り付ける

▲トヨタ車や日産車など標準のカーナビ用スペースが200mmサイズの場合は、金具と一緒に別売のスペーサーも取り付ける必要がある

 

<手順20>カーナビ本体の背面にアンテナ類の端子やマイクの端子などを接続

 

<手順21>電源や信号などのカーナビ配線用コネクターを接続

 

<手順22>すべての配線が終わったらケーブルが絡まないよう注意し、長すぎる場合はロックタイなどを使って束ねておく。カーナビ本体は4つの純正ネジでしっかり固定する。

 

<手順23>取り外した純正配線のコネクターを戻す

 

<手順24>パネル類を元の状態に戻す

 

<手順25>この製品の場合はモニター取り付け部の角度を水平に調整

 

<手順26>モニター部をネジでしっかり固定する

 

<手順27>目隠し用のカバーをはめ込む

 

完成!

▲取り付け作業を終えたら情報メニューから動作状況を見る。リバースにギヤを入れたり、スモールランプを点灯して信号の認識をチェック

▲試運転をして、自車位置の動きが正常ならば、車速配線やGPS配線の接続は問題なし。パネルのガタつきがあればネジの固定を確かめよう

今回の手順は編集部が行った一例で、メーカーの推奨とは異なります。作業をする際は安全な場所を確保し、自己責任でお願いします。自信のない方は専門のショップを利用しましょう
※2021年3月16日発売「Car GoodsPress」94号掲載記事をもとに構成しています

>> クルマDIYの強化書

<文/浜先秀彰 写真/澤田和久>

 

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