こなれたIoT機能でスマートに使えるオーブンレンジ5選【GoodsPress Award 2021】

■オーブンレンジはもっとスマートに使える時代に!

その多機能ぶりから個性が見えにくかったオーブンレンジも、IoT機能や新たなコンセプトの導入で、独自性が光るモデルが増加。他にない強みを持つモデルが人気だ。

高機能化が進むオーブンレンジの中でも最近目立っているのが、ネットに接続するIoT機能。上位モデルならスマホのアプリを使ってレシピを追加できるのは当たり前で、さらなる便利な使い方を提案するモデルも登場している。石井さんは、その中でも2021年に特に印象的だったのが、パナソニックの「ビストロ NE-UBS5A」だと話す。

「最近のオーブンレンジの分野は、パナソニックがトレンドを作っている状況。今年は後から機能をアレンジできるというコンセプトのオーブンレンジを発売しました。オーブンレンジは全ての機能を使いこなすのがなかなか難しいですが、逆に最初は機能を削ぎ落として、ネット経由で必要な機能を追加していくという新しい発想です。今後、他社の動きも含めて注目したいシリーズですね」

もちろん他のメーカーも、独自の技術を投入したオーブンレンジをリリース。高火力での調理や時短メニューの充実などに加えて、スマートスピーカーへの対応やダウンロードメニューと食材配達サービスの連動など、やはりIoT関連の機能も増えている。

石井さんが「際立った技術や操作性に配慮したものが目を引く」と話すように、多機能なだけでなく、独自の明確な強みを持つオーブンレンジが今後のトレンドとなりそうだ。

 

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
オーブンレンジ部門

★豪快ローストも楽々賞★

■業界最高の高火力でブロック肉も魚も自動調理

高火力のオーブン調理は、熱の対流により焼きムラが少ないのも特徴。お菓子作りやパン作りに向いていて、例えばロールパンがふっくら焼き上がります(石井さん)

東芝
「過熱水蒸気オーブンレンジ 石窯ドーム ER-WD7000」(実勢価格:13万円前後)

350°Cで加熱する本格オーブン調理に対応。鶏、豚、牛、野菜などメイン食材を選択するだけの自動調理機能を備え、赤外線と温度のセンサーを組み合わせて、食品の位置と分量に合わせて適温に温めることもできる。レシピ検索などができる専用アプリも用意。庫内容量30L。

▲オーブン調理の自動メニュー「石窯おまかせ焼き」は、新たに魚や深皿煮込みメニューにも対応した

▲スマートスピーカー経由の音声操作に対応。手が塞がっていたり汚れていたりしてもレンジ・オーブンなどを設定できる

 

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
オーブンレンジ部門

★時短機能が充実賞★

■上位機譲りの高機能でスムーズに時短調理

ハイエンドモデルに近い高機能ながら、ややコンパクトなところが特徴。奥行き40cmなら棚やキャビネットにも載せやすいので置き場所に困っていた人にお勧めです(石井さん)

パナソニック
「スチームオーブンレンジ ビストロ NE-BS658」(実勢価格:8万5000円前後)

レンジ、グリル、オーブン、スチームなどの基本機能に加えて、時短調理ができる自動メニューなども充実したハイグレードモデル。ハイエンドモデルと比べると奥行きが40cmとコンパクトなため、設置の自由度が高いところも特徴だ。庫内容量26L。

▲下ごしらえした材料を耐熱ガラスボウルに入れてレンジ調理10分で定番中華料理が完成する機能を搭載

▲パーティーなどでグリル皿ごとテーブルに出せるよう見栄えよく仕上がるメニューも用意する

 

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
オーブンレンジ部門

★一歩進んだネット連携賞★

■豊富なダウンロードメニューで献立作りに迷いなし!

強い過熱水蒸気で焼くという他にない特徴を備え、複数の食材を一気に加熱できることから指名買いする人も多いようです。調理状況の音声案内なども便利です(石井さん)

シャープ
「ウォーターオーブン ヘルシオ AX-XA20」(実勢価格:14万円前後)

過熱水蒸気の力で本格的な料理を調理できるオーブンレンジ。ダウンロードメニューを拡充し、独自の食材宅配サービスとの連動で、より多彩な調理を楽しめるようになった。AIが季節や履歴などを学習し、ユーザーや時間帯に合わせたメニューを提案する機能も搭載。庫内容量30L。

▲本体でのダウンロードに加え、スマホとの連動機能も進化。スマホで検索した複数のメニューを一括して転送できる

▲上下二段で主菜と副菜を同時調理できる機能が進化。上段で網焼き、揚げる/焼く、炒める/蒸す、ゆでるに対応する

 

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
オーブンレンジ部門

★使い方自由自在賞★

■必要な調理機能を追加して自分仕様にアレンジ

最初はシンプルで後から機能を追加できるというコンセプトがユニーク。ライフステージの変化に合わせて機能をアレンジしたい単身世帯などに向いているでしょう(石井さん)

パナソニック
「オーブンレンジ ビストロ NE-UBS5A」(実勢価格:6万6000円前後)

専用アプリと連携することで、シンプル機能の家電を購入後に自分仕様にアップデートできる新シリーズ。フルスペックではなく後から機能を追加することで、個々のライフスタイルに必要な機能を使えるようになる。デザインもシンプルで、操作系もすっきりとまとめている。庫内容量25L。

▲専用アプリは機能追加だけでなく、シーンや志向に合わせたメニュー提案や、検索したレシピの本体への送信にも対応する

▲別売りのスチームポット(上)やグリル皿(下)を追加し、アプリで操作すると、グリルやスチームの機能を加えられる

 

>> 【特集】GoodsPress Award 2021

※2021年12月6日発売「GoodsPress」1-2月合併号92-95ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/高橋智 写真/湯浅立志(Y2)>

 

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