デザインも使い勝手もブラッシュアップした専門キッチン家電6選【GoodsPress Award 2021】

■おうち時間がより充実する秀逸家電が続々と登場

調理をサポートしたり、食生活を充実させたりしてくれる専門家電も、多彩な新モデルが登場。神原さんは、2021年の新商品について「特別目新しいものが登場したわけではないが、機能をしっかり磨き上げたものが多い」と振り返る。

「置きやすいサイズ感やお手入れのしやすさなど、細かな使い勝手をよく考えていると感じた商品が多かったと思います。また、低糖質などヘルシーメニューを充実させた家電も目立ちました。コロナ禍の影響で健康を意識する人が増えているので、こうした傾向は今後も続きそうです」

デザイン面でも優れた家電が多かった印象。落ち着いた上質な雰囲気がキッチンを彩ってくれる。

「家にいる時間が長くなると、自然と家電を目にする機会が多くなり、見た目が気になってくるもの。デザインに力を入れた家電が増えたのは、こうした傾向を捉えたのかもしれません。家で過ごす時間を充実させるには、家電のデザインも重要でしょう」

 

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
専門家電部門

★最良のコーヒー体験賞★

■絵になる美しいデザインでクリアなコーヒーを抽出

開発に6年かけたという雑味を出さない機構で、クリアなコーヒーを楽しめます。円錐形ドリッパーと調和したデザインも見事(神原さん)

バルミューダ
「BALMUDA The Brew」(5万9400円)

力強い味わいとクリアな後味を実現したペーパードリップ式コーヒーメーカー。緻密な温度制御と0.2ml単位の正確なドリップ、独自の注湯方式で、雑味のない理想的な味を目指した。抽出モードはREGULAR、STRONG、ICEDを用意。サーバー容量は500ml。

▲注湯口をふたつ備え、最初にドリップのためにお湯を注いだ後に、コーヒーの濃度や温度を調節するために別の注湯口から仕上げの加水を行う

▲操作系も含めて上質な雰囲気のデザイン。抽出中には天面のランプが点灯し、出来上がると振り子時計のような音が鳴る

 

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
専門家電部門

★パン生活充実賞★

■生食パンも柔らかな低糖質パンも自宅で簡単に作れる!

低糖質パンをはじめ、多彩なパンを自宅で手軽に作れます。デザインも脚部分を覆ってすっきりまとめてあり、細部までよく考えられています(神原さん)

パナソニック
「ホームベーカリー ビストロ SD-MDX4」(実勢価格:5万円前後)

食パン、生食パン、ヘルシーなパンを作れる1斤タイプのホームベーカリー。立体的な動きで生地を捏ね、室内と庫内の温度を検知しながら発酵工程を調節することで、季節を問わず美味しく焼き上がる。43のオートメニューを搭載し、低糖質パンメニューも用意する。

▲オートメニューのひとつ「リッチパン・ド・ミ」では、しっとりとして、きめ細かくやわらかい食感の生食パンを焼ける

 

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
専門家電部門

★スマートなのに本格派賞★

■和食器のような外観で肉もたこ焼きも高火力調理

和食器のようなデザインで、テーブル上で映える一台。下部が中空になっていて全体が熱くなりにくいなど、お手入れや安全性にも配慮しています(神原さん)

レコルト
「ホットプレート RHP-1」(1万3200円)

スマートなデザインとムラのない強い加熱を両立。強力なヒーターをプレート(鉄板)に直接埋め込んだ構造で、ヒーター分離型の一般的なホットプレートに比べて、熱伝導がよくムラなくプレート全体を加熱できる。カラーは3色。フラットプレートとタコヤキプレートが付属する。

▲蒸し料理に使える「クリアスチーマー」(3300円)など、オプションのプレートも充実。幅広いメニューに使える

 

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
専門家電部門

★調理を巧みにサポート賞★

■操作も手入れも簡単な下ごしらえの頼れる味方

操作はスイッチを押すだけと使いやすく、泡立てから微塵切りまでスピーディーにこなせます。ボウルがガラス製なので匂い移りしにくいのも便利です(神原さん)

ラッセルホブス
「4ブレードミニチョッパー」(8800円)

食材を切る、刻む、混ぜるの3種の加工に対応するミニチョッパー。2層構造の4枚刃を搭載し、回転スピードを2段階で切り替えられるので、ナッツなどの硬い食材から卵などの柔らかい食材まで加工できる。ホイップクリーム用のディスクも付属。最大容量500ml。

▲操作は本体上部のスイッチを押すだけと簡単。ボウルはガラス製なので、長く使い続けても傷や匂いがつきにくい

 

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
専門家電部門

★自分好みにアレンジ賞★

■温度帯切り替え機能で野菜も冷凍食品もたっぷり保存

下2段が温度帯を選べて使い方をアレンジできるところが素晴らしいです。出し入れに便利なまんなか野菜室やマットな質感のドアも高く評価しています(神原さん)

日立
「まんなか野菜室 R-KWC57R」(実勢価格:41万円前後)

冷蔵庫下部にあるふたつの引き出しを、野菜・冷凍・冷蔵に適した温度帯に設定できる冷凍冷蔵庫。保存する食材や暮らしの変化に合わせて、2部屋とも冷凍室、上段を野菜室などレイアウトを変更できる。マットな質感でまとめたデザインも特徴。総容量567L。

▲野菜室向けの温度帯では、冷気を直接当てない間接冷却で乾燥を抑えながら保存。野菜の水分残存率を高く保てる

▲専用アプリでスマホと連携。冷蔵庫の中身を一目でチェックでき、食材ごとの賞味・消費期限も管理できる

>> 【特集】GoodsPress Award 2021

※2021年12月6日発売「GoodsPress」1-2月合併号96-99ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/高橋智 写真/湯浅立志(Y2)>

 

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