頼れる機能性盛りだくさん!ビジカジに使える“黒”アウトドアリュック5選

1. ミニマルなデザインからは想像できない多収納っぷり!

MYSTERY RANCH
「ディストリクト18」(2万900円)

まずは、米軍の特殊部隊などに採用されるなど、ギア好きな男心をくすぐるMYSTERY RANCH(ミステリーランチ)。長年のユーザーフィードバックから生まれた「ディストリクト18」の特長を挙げるとすれば、曲線を描くミニマルなシルエットからは想像がつかないほどの優れた収納力。

メイン室だけでなく、出し入れの多い小物の収納に適した上部ポケット、ペットボトルやタンブラーはもちろん、折り畳み傘まで入る両サイドのボトルポケットと、かゆいところに手が届きます。

さらに内部には、15インチまでのタブレットやノートPCに対応するパッド入りスリーブを完備し、身の回りの細かな荷物も無駄なく収納できる充実したオーガーナイザーまで。ご覧のように1泊程度の出張でしたら、こちらで十分賄えます。

また、先述のようなタフさに定評のあるミステリーランチらしく、素材にはコーデュラ 420d re/cor リサイクルナイロンファブリックを採用。この他に24Lタイプもあるので、さらなる収納力を求める方は、そちらをどうぞ。
サイズ:H43×W29×D22cm 容量:18L

>> MYSTERY RANCH

 

2. クラシカルな定番モデルに、最新テクノロジーを融合

GREGORY
「デイパックPFM」(2万7500円)

1990年代、ここ日本で巻き起こったアウトドア系アメカジブームで一躍名を馳せたGREGORY(グレゴリー)。ここのバックパックといえば、その名の通り“1日分の行動に必要な荷物が全て収まる”ことで知られる名作「デイパック」。

昨今の進化を遂げた最新モデルに比べると、見た目こそクラシカルですが、実は本モデルが時代に合わせて幾度となくアップデートされていることは、ご存じでしょうか?

この秋リリースされたばかりの最新作「デイパックPFM」では、世界的な気候変動による気温と湿度の上昇に対抗すべく開発された、3Dフォーム・バックパネルシステムを搭載。高い通気性と快適なフィット感を獲得すると同時に、不快な背中の蒸れも軽減してくれます。

アウトドアアクティビティでの活躍は当然ながら、スーツに軽めのコートを羽織った上から背負ってもストレスフリー。慣れ親しんだ外貌ながら、内部にPC収納に便利なスリーブポケットも備えた機能派です。
サイズ:H45.5×W40×D16.5cm 容量:26L

>> GREGORY

 

3. 地球環境に配慮しつつ、軽量&タフな3WAYモデル

Patagonia
「ブラックホール・ミニ・MLC 26L」(2万6400円)

アウトドア業界では、アパレルのみならずバッグ類も評価が高いことで知られ、環境問題や社会課題に責任をもってビジネスをする「レスポンジブル・カンパニー」であるPatagonia(パタゴニア)。「ブラックホール・ミニ・MLC 26L」においても、リサイクル・TPUフィルムをラミネートした素材を使用。軽量かつ頑丈で、ラフに扱ってもヘコたれることがないため、デイリーでの活躍を約束します。

なお、バックパック、ショルダーバック、ブリーフケースと用途に合わせて使い分けられるのも強み!

“ブラックホール”の名が示すように収納力も抜群。内部は、機内持ち込み手荷物の規制が厳しいフライトにも対応するよう、必要な荷物がすっきり収まるようデザインされています。

中でも便利なのが、16インチまでのノートPC、コード類、書類が収納できるポケット。写真のようにフラットに開くため、空港の保安検査場で取り出すことなくスマートに対応可能です。ホイール付きラゲージにもセットできるので、出張用バッグに押さえておいてもよいでしょう。
サイズ:H51×W30×D18cm 容量:26L

>> Patagonia

 

4. アウトドアでの知見を生かしたタウンユースモデル

MOUNTAIN HARDWEAR
「シムコー 28 バックパック」(2万7500円)

世界中のクライマーたちから信頼を集めるMOUNTAIN HARDWEAR(マウンテンハードウェア)。同社が過酷なフィールドで培ってきた知見を生かして、タウンユース使いも想定し誕生させたのが「シムコー 28 バックパック」です。

ボディは400デニールのナイロンに、雨に強いTPUコーティングを施しています。さらに、止水ジップをあしらうことで完全防水を実現。急な天候変化に直面しても、PCや大切な書類を濡らさずに済みます。

合わせる格好を選ばないスタンダードな形状とタフな作りが融合した機能派は容量28L。ビズシーンから1泊2日の旅行にまで対応します。

最大の特徴は、トップ全体がガバっと開けるジップ。ここからメイン室内にアクセスするのですが、計算し尽くされた開閉範囲の設定により、電車内で肩掛けした状態でも中の荷物が取り出しやすくなっています。

また、単体でも使用可能なPCスリーブやオーガナイザーポケットも充実し、ビズ&デイリーの両方に使いやすい仕上がりに。荷物が少量でも型崩れしないので、後ろ姿が貧相に見えることなく、アクティブな印象を与えます。
サイズ:H49×W28×D16cm 容量:28L

>> MOUNTAIN HARDWEAR

 

5. ジップの開閉で、28 Lから32Lへ15%容量拡張

THULE
「スーリー アイオン トラベルバックパック28」(3万800円)

ラストは、スウェーデン発のブランド、THULE(スーリー)から。元々はカーキャリアメーカーですが、土地柄もあってかアウトドアにも精通し、シンプルで耐久性に優れた北欧デザインのバッグが特徴です。

今回紹介するモデルは、多機能でサステナブル設計のトラベルコレクション「スーリー アイオン」。パーツに100%リサイクルによる、強靭な耐水加工済みワックスキャンバス生地を採用。使い込むことで、味わい深く育てる楽しみもあります。

ノートPCや小物が整理しやすいように設計された収納部も完備し、タウンユースでの実用性も考慮。また1番の見所が、ジップの開閉による収納スペースの拡張です。28Lのデイパックから32Lのトラベルバックバックになり15%も収納力がアップ!

さらに、バッグ内部にお手入れ簡単な耐水TPU素材を使用しているので、着替えやシューズなども仕分けて収納可能。汚れ・匂い・湿気をシャットアウトし、仕事帰りのジムワークにも重宝するはず。
サイズ:H47×W28×D23cm 容量:28L

>> THULE

*  *  *

今回は、“ビジカジにも使える”という前提条件に沿って、収納力と機能性、そしてスーツに合わせても違和感のない都会的なデザインに注視してセレクトしてみました。気になるアウトドアリュックは見つかりましたか?

今やノートPCやタブレットといったガジェット類は仕事の必需品となっていますし、スーツを着ないワークスタイルももはや常識。ここで紹介した5つのモデルは、アウトドアという信頼のおける背景を持ちながら、機能面においても“ビズ”と“デイリー”の境目が曖昧になった現代において、必ずや活躍すること間違いなし。ぜひ取り入れて、ワンランク上のビズカジスタイルを完成させましょう!

>> 2022秋 最旬バッグ特集

<文/TOMMY スタイリング/宇田川雄一 メイン写真/田中利幸>

TOMMY|メンズファッション誌を中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。Twitter

 

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