帰宅難民にならないように…対策法と便利グッズでイザに備えよう【わが家の最新エマージェンシーギア選び】

■最小限の防災グッズ選びは“エレベーターに閉じ込められた想定”で

いつも持ち歩くバッグに入れておきたい、最小限の防災グッズ。モノ選びは“エレベーターに閉じ込められた時”を想像すれば良いと国崎さんは話す。

「補給する水分もトイレもない最も過酷な環境という想定です。8時間~3日間くらい閉じ込められるとすれば、リアリティが出ます。まず水分ですが、水分補給ができて利尿作用が高くなく、腹持ちも良いゼリー飲料が良いでしょう。携帯用トイレには、黒いビニール袋もセットにすれば目隠しができて安心です。また、『防災グッズは値段が高い』という声を聞きますが、百均でも十分揃えられます。もしアウトドア用品をお持ちなら、ぜひ活用しましょう。性能・耐久性が優れているので、防災グッズに最適です」

▼普段から持ち歩く最小限のアイテムチェックリスト

・黒いビニール袋(45L)…給水袋や敷物、 着替え・トイレの目隠し、 防寒に
・モバイルバッテリー…軽量でスマホを2 回フル充電できるものがベスト
・お菓子…飴やチョコレートなど、食べ慣れた味だと安心
・応急手当て品…止血パッドは必須。 三角巾も持っておきたい
・携帯用トイレとポケットティッシュ…持っていると安心。自分に合う種類を見つけよう
・ゼリー飲料…水分補給と栄養補給が同時にできて、 腹持ちも◎
・コンパクトなヘッドライト…両手が空いて、自分の目線で照らせるので便利
・ホイッスル…声よりも大音量で助けを呼べて、防犯にも役立つ

▼余裕があれば+αで持っておきたい!

・レインポンチョ
・ソーラーパネル
・カイロ(冬)
・液体ハミガキ
・携帯用扇風機(夏)

■電気がなくても大丈夫! 備えない防災家電

「『いつか使うだろう』は出番を迎えません」と話す国崎さんが推奨するのは、“備えない防災グッズ”。自宅でも会社でも、 いつも使うモノは非常時に役立つモノを選ぼう

▼デイリー使いすれば電気代の節約にも◎

アピックスインターナショナル
「SOTOMO ソーラーパワーファン」(1万9800円)

太陽光で発電し、ポータブル扇風機とモバイルバッテリーの2役をこなす。USB PD対応で急速充電/給電可能。風量「Full」で約6時間連続し、パワフルに風を感じられる。

▼冬場の備えに電気不要で暖か&明るく

トヨトミ
「レインボーストーブ RB-25N(W)」(3万5200円)

灯油と電池で稼働する対流形石油ストーブ。実際の炎ならではの暖かさで、ムラなく空気を暖める。柔らかな7色の光は照明代わりにも。上に鍋を置けばお湯を沸かせて、調理も可能。

▼スマホに直接充電できて持ち運びはコンパクト

オーエス
「どこでも発電 ソーラーシートチャージャー」(GN-050実勢価格:8030円/GN-100 実勢価格:1万2320円)

曲げや衝撃に強いため、バックパックに付けての発電が可能。 最大出力は5.4W(GN-050)と10.8W(GN-100)。付属の収納袋に巻いて入れれば持ち運びやすく、アウトドアにも最適。

※2024年3月6日発売「GoodsPress」4月号78-79ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【わが家の最新エマージェンシーギア選び】

<取材・文/竹林佑子 イラスト/ato>

 

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