周囲の音を遮断する“没入”から、日常に音が溶け込む“共存”へ。イヤホンとの付き合い方が大きく変わりつつある昨今、耳を塞がないオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンがトレンドの主役に躍り出た。
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■ワイヤレスイヤホンの本命は“ながら聴き”できるオープン型
「2026年のイヤホンは“没入”から“共存”へ」──。AV評論家の折原さんによると、以前はカナル型(耳栓型)による高音質&ノイズキャンセリングがイヤホンのトレンドだったが、音楽との関係が日常に溶け込む“共存”へとシフトした現在、耳を塞がないオープンイヤー型に注目が集まっているという。
耳に挟む「イヤーカフ型」と激しい動きに対応する「フック型」が市場を二分しており、「装着ストレスからの完全解放がメインで、スポーツ用に限らない日常使いが広がっています」と折原さん。
圧迫感や耳の蒸れがない快適な装着感で、眼鏡やマスクとも干渉しにくいため、“ながら聴き”や長時間のオンライン会議にも最適。音質も向上しており、オープン型ながら音漏れも抑制するなど、メイン機としての実力も高まっている。まさにこれからの本命イヤホンなのだ。
<教えてくれた人>
AV評論家
折原一也さん
PC系出版社編集職を経て、オーディオ&ビジュアルのライター/評論家として専門誌やWebで執筆。YouTube「オリチャンネル」も発信。
■シーンやコンテンツに合わせて、最適なモードに切り替え可能
ソニー
「LinkBuds Clip」(実勢価格:2万9700円前後)※オープン価格

ソニーの最新イヤーカフ型。付属の「フィッティングクッション」により、耳の大きさや好みに合わせてフィット感を微調整可能です(折原さん)
ソニー初のイヤーカフ型完全ワイヤレスイヤホン。さまざまな耳の形状に対応し、長時間でも疲れにくい快適な装着感を実現。使用するシーンや聴くコンテンツに合わせて、音の設定を3モードに切り替えられるのも特徴。

■フィット感を高めた独自設計とスケルトンデザインが魅力
JBL
「Soundgear Clips」(1万8700円)

アームに角度をつけた独自設計でフィット感良し。11mm径ドライバーと独自のサウンドテクノロジーで、音漏れを抑えつつパワフルな低音が楽しめます(折原さん)
JBL初のカフスタイル完全ワイヤレスイヤホン。角度をつけた独自アーチ設計により、耳輪の形状や厚さを問わず最適にフィット。眼鏡やアクセサリーとも干渉しにくい。ファッション性が高いスケルトンデザインでカラバリも豊富。

■翻訳機能とAIアシスタントを搭載した注目作
アンカー・ジャパン
「Soundcore AeroFit 2 AI Assistant」(1万8990円)

20×11.5mmのカスタムドライバーを搭載し、Soundcoreらしい低音が楽しめます。ハイレゾLDAC対応とAIアシスタントも魅力(折原さん)
角度を4段階で調整できるイヤーフックで激しい動きにも対応。多彩な言語に対応した翻訳機能を備え、海外旅行や出張で大活躍。さらにAIアシスタント「Anka」を搭載し、話しかけるだけで必要な情報を取得できる。

※2026年4月6日発売「GoodsPress」5月号28-29ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/津田昌宏>
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